『Berryz工房祭り』東京プリンス後夜祭 3/2 レポ なんちゅうイベントをやってるぅ YOU KNOW?

怒濤とすら形容された四日間の祭り。
Bouno! が比較的長時間のステージを見せてくれたり、舞美ちゃんがしゃくりあげるほど泣いてしまってBerryz工房に宛てたお手紙を読めなくなってしまったり、「安心感」を歌う熊井ちゃんが汗だか涙かわからないものを数十滴こぼしたり、梨沙子さんが100%の自分ではなかったことに涙したり、佐紀ちゃんが流す涙があまりにも美しかったりと、なかなかヲタとしても冷静ではいられぬ祭りが続いております。
その合間にも、千奈美ちゃんと熊井ちゃんのラジオが最終回を迎えたり、スペースシャワーTVプラス「Berryz工房 スッペシャル ~Thank you Berryz Much!!」が放映されたりと、別れを惜しむどころか、落ち着いてBerryz工房への気持ちを味わっているヒマすら与えられない中、みなさま、いかがおすごしでしょうか?

そんな怒濤の四日間の三日目、東京プリンスホテルにて開催されたBerryz工房祭り後夜祭に参加してきました。
当初の告知としては、有明コロシアムのライブチケットを持つ人から抽選で「後夜祭」イベントと、Completion Box のシリアルイベントが、それぞれ行われるかのようにお知らせされていましたが、どちらも、まとめて後夜祭という形のようです。

実は漂っていた、いやな予感

後夜祭は、プリンスホテルのレセプションルームを使って、まさにお祭りを再現しましょうという趣向です。

会場概要

この後夜祭イベントの様子は、あちこちにアップされているようですが、リンクなどはしばらく時間をおくと切れてしまう場合もあるので、加工した画像をアップしておきます。

図中のナンバリングは次のとおり

(1)BKスタンプラリー

メンバーが自分で考案したスタンプをMAPの裏面に7つ集めるスタンプラリー。
どの場所がどのメンバーだったかは、図中にコメントしておきます。それぞれの場所に、メンバーの写真がドーンと掲示され、そこにメンバー直筆のコメントが書き込まれています。

(2)BK展

展示コーナー。
展示されているのは、懐かしのメンバーの写真と、シングル曲の衣装や、ゲキハロの衣装や小道具など。懐かしのメンバー写真というのは「アイドル10年やってられないでしょ!」のMVの背景にあった、あれです。衣装の展示は、ハロショのフロアを思い出していただければ、と。

(3)Berryz工房のシングル・アルバムをふり返ろう!

こちらの壁面には、過去のシングル、アルバムのジャケ写が展示されています。

(4)Berryz工房へのメッセージの桜の木

桜の花を模したメモにBerryz工房へのメッセージを書くコーナー。
参加者が手書きするメッセージは、どんどん張り出され、桜の木が完成していくという趣向。

(5)BKゲームコーナー

200円支払うと1ゲームだけ参加できるゲームコーナー。お一人様、1ゲームのみというキツイ縛りあり。
準備されていたゲームは、梨沙子さんの「天使のりーちゃんボーリング」と茉麻の「スマイル茉麻ボール」(傾斜のついた箸のような形状の棒にボールを転がし、お箸を広げたりすぼめたりして、狙ったところにボールを落とす)に、熊井ちゃんの「くまくま輪投げ」。
すべてのゲームに、NGゾーンが設けられており(天使のりーちゃんピンに対するブラックももちピンなど)、すべてNGゾーンは ももち(笑)。
(※5)は、ゲームチケット販売所。

(6)BK売店(飲食)

お祭りの露天を模して飲食コーナーが。販売されるのは、「BKからあげ(「シャイニングパワー」風)」700円、「めでたい赤飯(一口丼)」500円、「夏焼きそば」700円。
(※6)飲食チケット販売所。

(7)グッズコーナー

後夜祭のグッズだけではなく、ハロショの出張店も出て、過去のグッズがいろいろ買えました。

いやな予感その1:ヲタ放牧形式のイベント

上述のように、ホテルのレセプションルームの壁面にそって、ゲームコーナーやグッズ販売所などが配置され、参加者は、そのあいだを自由に漂って、適宜楽しんで下さいねという放牧方式

当選通知メールの整理番号に従って列を作って入場したものの、会場に到着してからは、整理番号の前後はあまり関係ない様子だし、特に座席番号みたいなものはなく、会場に入った段階ですでに先に入場していた参加者さんたちが、あちこちに散っており、コーナーごとのスタッフさんによる呼び込みも各地でスタートしているという状況です。

大きなモニターに過去のライブ映像は流れているし、展示物はそれなりに興味深いものではあるものの、なし崩し的に流れでスタートしてしまって、最初は何がどうなっているのかも把握するのが難しい。こうした放牧形式のイベントに「あれ?もしかしてグダグダなイベントなのか?」と嫌な予感がしておりました。

いやな予感その2:ゲームも飲食も一回だけね

入場時に配布されたマップに、ゲームコーナー参加チケットと飲食チケットを購入したかどうかのスタンプを押す欄があり、購入したらペタンと。
ゲームも飲食チケットも、スタンプを押してもらってお金を払ってチケットを一枚もらう形で、もらったチケットは、一回ゲームに参加するなり、飲食物をもらうなりするときに、スタッフに渡さなければならないという形式。

つまり、ゲームには一回しか参加できないし、飲食も一回しかできないという縛りが入っています。
私が会場に入った段階で、すでに「夏焼きそば、売り切れでーす」とのコールが。

いやな予感その3:上々軍団の登場

とるものもとりあえず、スタンプラリーに専心しているうちに、ステージにスポットライトが。

いよいよ具体的なイベントがスタートするかと興奮するも、まずは参加者が、それぞれに放牧されているため、あらかじめ自分なりの見切りによってメインステージ周りに陣取っていた人々の後ろからしかステージが望めない。
もちろん上述のような放牧形式ですから、各自、自由にしていて良いわけですが、これではステージが見やすいかどうかに、各自の経験とセンスと見切りが求められ、内心焦り始めます(笑)。

そのうえ、このスポットライトで登場してきたのは、上々軍団のみなさん。
しかも、漫談を交えつつ今回の後夜祭の説明を、わりと長々と続けています。ますますグダグダ感の予感は強まります。

「だって、ほんとに怒濤の四日間なんだから、メンバーに少しは息抜きの時間があっても良いか」と自分を納得させ始めたのは、このへんからになります。

ところが!

怒濤の名に恥じぬ【すっちゃかめっちゃか】イベント

上述のような私の予感は、まったくもって裏切られます。
やや長めに感じられた上々軍団の前説が終わり、そのままメインステージに、Berryz工房のメンバーが呼び込まれます。

登場したメンバーたちの艶やかさ

メンバーたちは、喩えが微妙ですが、結婚式の二次会仕様とも言うべき艶やかな衣装で登場します。

髪を束ねてアップにした佐紀ちゃんやエクステつけて前髪ロング巻き巻きの熊井ちゃん、かねてから美しいと思っていたけれど、改めて美しくてびっくりです。髪をなでつけてショートなボブ風にアレンジしてきた千奈美ちゃん、知ってはいましたけど、可愛くてびっくりです。ポニーテールで決めてきた茉麻、めっちゃ可愛いです。そして雅ちゃんですよ。
お人形さんのようだとは、梨沙子さんを形容する際の常套句でしたが、今日の雅ちゃんは、造ったみたいに端正で、見る(観る/魅る)喜びというものを体感できるレベルです。
(※ 梨沙子さんは、この時、ノドの調子が悪くお医者さんに行っていると言うことで登場せず)

上々軍団のイベント説明にそのまま加わり、「夏焼きそば」は自分のプロデュースであるとドヤ顔の雅ちゃん。さわやか五郎さんの巧みなツッコミにより、プロデュースしたはずなのに味見もしてないことがバレバレで、嘘がつけない可愛い雅ちゃんでした。

Berryzらしいコミカルさが全開で、上々軍団のハロメン転がしも上手で、とても楽しいトークが展開されました。この段階で、さっきまで濃厚に漂っていた嫌な予感なんか、すっかり忘れています。

各種催し物にメンバー降臨

メインステージの楽しいトークに、「ああ楽しい…」と思っていたら、メンバーたちは「じゃあ準備があるので」などと言い置いて、ステージを降りていきます。

ゲームコーナーの「くまくま輪投げ」には確実に熊井ちゃんの降臨があると読んでいた私は、すでにゲームのチケットを入手したまま消費しないで保持していたので、参加者がメンバーの降臨に殺到する前に近い場所を占めるべく、「くまくま輪投げ」コーナーへ移動し待機していたら、別の場所で人集りと歓声が。
私の読みは見事に外れ、なんと熊井ちゃんが自分のスタンプラリーコーナーで、手ずからスタンプを押してくれているとのこと。
大慌てで、熊井ちゃんスタンプコーナー前の長大な列の最後尾に並ぶ私です。

そうこうするうち、別の場所でも歓声が。
こちらが熊井ちゃんにスタンプを押してもらうべく列に並んでいる間に、なんと雅ちゃんが飲食コーナーで何かやっている様子です。
茉麻が出てきて自分のスタンプコーナーに向ったかと思うと、衣装展示コーナーで千奈美ちゃんが何かやっている模様です。
この一連の流れ、まったくアナウンスなどがあるわけでもなく、上述のように参加者が自由に放牧されているそのただ中に、メンバーが各自、あちこちに、てんでに降臨するという状況。
熊井ちゃんスタンプの列に並びながら、「マジか!マジか!」と思うばかりで、つま先立ちで会場のあちこちを眺めているうち、メインステージでも何事か始まっています(もう確認できず)。

この段階で、すべてを堪能することを諦め、熊井ちゃんの後についていこうと決心する私です。

2つ押してあるものが、メンバーに押してもらったもの

2つ押してあるものが、メンバーに押してもらったもの

私にスタンプを押してくれたメンバー

私にスタンプを押してくれたメンバー

同時多発する降臨

さわやか五郎さんもステージを降りて、各地に降臨しているメンバーの様子をレポートしつつ、その様子がスクリーンに映し出されます。しかし、スクリーンでレポートされている場面と同時進行で、あちこちにメンバーが降臨しています。そして、それとは独立に、メインステージ上でも降臨していないメンバーがなにやらトークをしています。

以下、あえてワチャワチャした書き方をすることで、この同時多発性を、少しでもお伝えしようと。
(私は基本、熊井ちゃんの近辺にいたので、下記にもかかわらず、全部は見ていないことをお踏まえくだされたく)

熊井ちゃん、「手が痛くなってきたっ!(嬉しそうに)」と言いつつ、長大な列に並んだ全員にスタンプを押してくれて、そのまま(当初の私の予想通りに)「くまくま輪投げ」に移動し、熊井ちゃんを追跡していたカメラがいなくなってしまってからも、変わらぬ調子で、参加者の成功や失敗に逐一リアクションしてくれながら、残念賞も含めた景品を手渡してくれます。

衣装展示コーナーで何やらやっていたはずの千奈美ちゃんは、いつのまにか、例の鯛の着ぐるみ姿で登場し、飲食コーナーに出現。「めでたい一口丼」を注文する参加者さんに逐一ふりかけ(?)をかけてあげています。都度、ひとりひとりのお客さんと何かしら言葉を交わしながら。

夏焼きそばに手ずから何かしら付加価値をつけていたらしき雅ちゃんは、いつの間にかスタンプを押してくれています。かと思ったら、メインステージに昇って、会場のあちこちに散ったメンバーの様子を実況したり茶々を入れたり。

茉麻もスタンプを押してくれていたはずなのに、いつの間にかゲームコーナーに移動し、「スマイル茉麻ボール」の係員兼判定員として働いています。ゲーム参加者と言葉を交わすだけではなく、茉麻の目力による洗礼が漏れなく「おまけ」でついてくるみたいです。

かと思ったら、悪魔の扮装をした ももち が無言で会場を縦横に横切って、あちこちにざわめきを引き起こしています。無言に徹する悪魔ももちですが、上々軍団の「近くで見ると意外と可愛い」のツッコミに、ニヤけて反撃しています。

とか思ったら、佐紀ちゃんが飲食コーナーで、からあげを注文した人に旗を立ててあげています。「一番感動したことは?」との五郎さんの問いに、「刺した瞬間に油がジュワって出るところ」と答える佐紀ちゃんです。と、からあげ担当だったはずなのに、スタンプコーナーにも移動してお仕事を続ける佐紀ちゃんです。

悪魔ももちが会場のあちこちを傍若無人に移動し回っていたはずなのに、ステージの上では、いつの間にかももちが登壇して、実況を続けています。ステージの上にいたはずの雅ちゃんは、いつの間にか「くまくま輪投げ」コーナーに出現し、参加者と輪投げ対決をしています。輪投げゲームの趣旨がいつの間にか変わってます(笑)。
(「いつの間にか」が多いですが、私の文章の拙さ以上に、これはこのイベントの様相そのままでもあることをお伝えしております)

かと思えば「めでたい一口丼」のところにいたはずの千奈美ちゃんは物販コーナーに出現して、コレクション写真を物色したり…

同時多発的なメンバー降臨に、イベント会場のテンションはあがりっぱなしです。

同時多発するBerryz

各地にメンバーが降臨しただけでは終わらないのがBerryzクオリティというもの。

列に並んだ参加者のためにスタンプを押している佐紀ちゃんをステージ上から ももち が「おぱょ」イジり攻撃。その流れで、この私、目の前の1mくらいの距離で、カメラに向って可愛く「おぱょ」する佐紀ちゃんを目撃するという幸運に恵まれています。
さらにカメラに向って(ももちの攻撃にのっかる形で)「おぱょ」するため、目の前にいた参加者にマイクを通さずに小声で「ちょっと待ってね」と言い、「おぱょ」後に「ごめんね」と言う佐紀ちゃんの一部始終を目撃しております。

一事が万事、この調子。
ベリ現場でよく目にする海外のヲタの人がつかまって、雅ちゃんに「誰のファン?」とか問い詰められていたり、参加者の一言一言に「おうむ返し」する千奈美ちゃんの応答が、ちゃんと一言にちょっとだけ追加があったり、目力洗礼の目の剥き方が激しさを増し始める茉麻だったり。

私たちが愛した、あのBerryzの、Berryzらしい「おふざけ」。それが、ある場合は降臨しているメンバー同士で、ある場合は、私たち参加者に向けて、同時多発する降臨のあちこちで炸裂し続けています

メンバーが降臨していることだけで、自分のすぐ横にメンバーが「いる」ということだけで、とてつもないご褒美であることは言うまでもありません。「降臨」の距離で目にするメンバーが、信じられないくらい美しいことも言うまでもありません。
しかし今般の後夜祭においては、降臨が長く近い点で、他のイベントをはるかに凌駕しています。しかも、降臨そのものも、降臨から降臨への会場内移動も(上記のあちこちへの出現は、都度ひっこんで裏を通っての移動ではなく、会場内をそのまんま横切って移動しています)、数名のスタッフによるガードこそついているものの、ほんとうに手を伸ばせば届く距離で、そこにいるのです。そして、いつにも増して近い降臨は、その場その場で、メンバー個々の得意技を(参加者に向っても)炸裂させていきます。

どんなイベントだ、と。こんなイベント、見たことないわ!と。

そしてミニライブ

各地に降臨して思い思いのサービスを展開してくれていたメンバーは、ひとり、またひとりと姿を消していきます。

そして、しばらくメンバーの思い出のライブ映像などがスクリーンに映し出された中休み(15分程度だったと思う)を挟んで、再度メインステージにメンバーが登場します。
さっきまでとは別衣装で。
この段階で、梨沙子さん復帰(めっちゃ可愛い)。「身体は全然大丈夫です」と梨沙子さんがご挨拶してくれて、ミニライブが始まります。

歌ってくれたのは、この3曲

ハピネス〜幸福歓迎!〜
シャイニングパワー
ガールズタイムス

梨沙子さんは、さすがに抑え気味でしたけれど、3曲歌ってくれて、ライブ終了と同時に、イベントも終了。

有明コロシアムではカントリー・ガールズがコピーした「ハピネス~幸福歓迎!~」を、改めて間近で見ることができたことは無上の喜びでした。

「ガールズタイムズ」を終えて一列に整列したメンバーたちは、佐紀ちゃんから最後の熊井ちゃんまで、ひとりひとりご挨拶して、ひっこんで行きました。最後の熊井ちゃんは、拳を突き上げて「エンジョーイ!」を連呼して

*****

会場への呼び込みが17時前後(集合は16:15)で、終了したときには20時20分くらいでした。
なんと、3時間近くにわたって行われたことになります。

ライブはご挨拶も含めて正味20分なかったと思います。冒頭の完全放牧の時間と上々軍団のみの前説、途中のスクリーンのライブ映像で間をつなぐインターミッションなどを合せても、せいぜい40~50分くらいかと思います。
つまり1時間半から2時間くらいの長時間にわたって、メンバーが思い思いに会場のあちこちに降臨しては、私たち参加者と遊んでくれたということになります。ほとんどメンバーと参加者の間を隔てるガードもない状態で。

めちゃめちゃ近い距離に降臨してくれたメンバーは美しかったです。
メンバーは、最後のご挨拶で「みなさんの楽しんでいる様子がよくわかって、よかった」と言ってくれましたが、私たちが楽しんでいることを喜んでくれるメンバーの、その楽しそうな姿こそ、ほんとうに美しかったです。

メンバーが一緒に遊んでくれた、とてつもなく楽しい、すばらしいイベントでしたよ。

(文=kogonil)

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