つんく♂はこれまで、1300曲くらいの曲を世に送り出してきたらしい。尋常な数ではない。普通、これだけ作詞作曲をしたら、燃え尽きてしまったり、才能が枯渇してしまったり、ネタ切れになったり、と、もう書けなくなってしまってもおかしくないような気がするが、相変わらずつんく♂は多数のグループを抱え、両A面、通常版、特別版、とそれぞれのシングルにアルバムに曲を量産し続けている。
いったいどのようにして、この八面六臂の量産リリース体制を維持しているのだろうか? この疑問に対する答えとして、以前、つんく♂は昨年の10月にゲスト出演したダイノジのラジオで、こんな発言をしていた。
つんく♂の作曲手法の秘密
ダイノジ:凄い多作じゃないですか。1300曲とかですよね。
つんく♂:例えば今日は曲作る日と決めてたとすると、よくミュージシャンって『今日は書く日じゃないな』とか『今日は降りてこない』みたいな『じゃあ明日でいいよ』とか。1週間締め切り余裕あったのに作ったの最後の日だけとか、俺らもやっぱそうだったわけ。1ヶ月あって3曲書けないとか。
それでやっぱプロになって忙しくなって、モーニング娘。始まって太陽とシスコムーン、プッチモニ、ミニモニと増えていって、やっぱこなさなくちゃいけない。だけど質を落としちゃいけない。
そこでよく考えたら、1週間あっても、頑張って書いたの最後の一日だけやんけと、だったら一日あれば作れるんじゃないかと。
だったら今月のこの日、この日は曲を書く日と決めたら、最低でも絶対1曲は書く。それが別に自分の中で満足点とれない曲でもいい。ちょっとまだ80点、60点やけどな、と思ってても最終形まで持っていく。
ちょっと書き換えたいねんけどな、でも今日はもう1時になったし寝ようかな、と。そこで3時4時したら次の日始まるのが遅くなって意味ないから、その日はもう寝る。終わる時間も決めておいて。
で次の日に冷静な頭で見てみる、聴いてみる。「意外にええなぁ」と。逆にパッと「あ、なんで思いつけへんかったんや」って5分で書き換え終了のこともある。
賛否はあるだろうけど、つんく♂はある意味では仕事として割りきって、曲を生産し続ける、と。でもこれはある意味当たり前の話で、つんく♂は趣味のバンドマンではなく、職業的プロデューサーであり、雇われ社長であり、その作詞作曲に多くの人の希望と生活がかかっている。「今月は降りてけぇへんから℃-uteのシングルはなし」とか言うわけには行かないのである。
でも、我々は無意識の内に、作詞作曲は芸術系の作業だから特別視してしまうが、例えば週刊連載の漫画家が「今週は書けない」とか言ったら原稿が落ちて大変なことになるし(たまにあるが)、寿司職人が寿司を握りすぎてある日真っ白に燃え尽きてしまうこともない。歯科医は来る日も来る日も歯を削り続けるし、経理の人がエクセルを見ない日はない。それが仕事だから。
しかし、つんく♂がただ仕事として割りきって、飴細工を作るように作業をこなしているだけかというと、そうではないことを、我々ファンは知っている。つんく♂自身が音楽が好きで好きでたまらないこと、マーケット性だけでなく、自分の趣味嗜好だけでもなく、自らのアーティスト性と両立させようとしていること、それがプロデュースワークから、またTwitterやブログの発言から伺える。だから多くのハロプロファンは、未だにつんく♂に多大なる信頼を寄せているのだろう。音楽はやはり芸術的センスが問われる世界でもある。秋元康も「つんく♂はアーティストだからAKBと違って常に最先端」と評している。
こんなん作れるやつ他におる?
先ほどのラジオの中でも、つんく♂はこんな言葉を残している。
(ダイノジから『笑顔Yesヌード』『まっさらブルージーンズ』に黒人系のセンスを感じる、という話を振られて)
つんく♂「俺、だから本当ファンクが好きで。シャ乱Qって“乱”と“QP”と“シャッターズ”ってバンドが合体してできたんやけど、俺“乱”におったけど”乱”ってファンクバンドやってん。
ちょっと黒人系の…いわゆるあのキャラキャラツカッツキャ・ツキャッツキャ・キャラツカっていう」
ダイノジ「16ビートな…」
つんく♂「ジャクソン5がやっぱ好きで、アースウィンドもだいすきやから。
だから前回の摩天楼ショーっていうシングル、『One・Two・Three』の両A面の曲なんかは、
もう俺んなかでずっぽしなんです。こんなん作れるやつおる?みたいな。」
ダイノジ「自分の中で。」
つんく♂「日本人で今こんな曲作れるやつおる?みたいな。」
これ!この「こんなん作れるやつおる?」という矜持。素晴らしいじゃないですか。
映像がなくてもドヤ顔が見えてきそうである。この矜持を彼が持ち続ける限りは、つんく♂プロデュースに心配はいらないだろう。
参考にしてます
まあ我々凡人にはなかなかマネの出来ない仕事ではあるが、
「とにかく書くと決めたら、書く時間を作って書く」
「60点、70点の出来でもとりあえず最後まで書く」
「朝になって見返す」
というあたりは、このサイトを毎日更新するにあたって参考になる金言として役立てている。
ゴ ー ス ト ラ イ タ ー
以上。
「ゴーストライターが書いてる」は褒め言葉ねw
普通こんだけ量産したら枯れるもんなあ……
全然枯れないからこそ負け惜しみでゴースト連呼したくなるってことだな。
まあつんくの曲はつんく色濃すぎるからずっと聴いてれば本人が全部書いてることくらい普通は分かる。
そんな素晴らしいならもっと曲評価されんだろ。ハロオタにすら握手で売ってるだけ言われてるのに
枯れるとか枯れないとかは曲を作ることができない
凡庸な一般人の想像だからな
>3
色々な方面でめちゃくちゃ評価されてるよ。ただ音楽の知識に乏しい人には難しい部分が多いから若いファンとか良く付いてこれるなぁと思う。あと、握手とか関係ない話を持ち出すんではなく、音楽的な話で語らないとただのアホにしか思われないから注意しなよ。
[…] つんく♂はどうやって1300曲もの曲を量産し続けることができるのか? つんく♂流作曲法の秘密 | アライブモーニング […]
劣化KPOPとか言われてるのはそのせいだったのか!
メンバーが握手なんてしなくても、楽曲聞いただけでみんな虜になって買いたくなるような凄いの、待ってます。
つんくの曲とK-POPの違いが分からないアホがいるなw
職人的な量産作家になると量を作るなんて造作は無いことらしい
問題は言わずもがなでただの量産品が多作されるだけに陥ることだ
まだ陥ってないね
[…] んなかでずっぽしなんです。こんなん作れるやつおる?みたいな。」ダイノジ「自分の中で。」つんく♂「日本人で今こんな曲作れるやつおる?みたいな。」http://www.alivem.net/helloproject/634/ […]
つ○くは、ゴーストライターだよね
編曲者の功績が大きい。
ダンスマン
大久保薫
※5
5バカが握手してい無いと主張している事実。
あちこちで評価されていれば紅白や各種年末歌番組に呼ばれる
さらにアルバムが10000枚以下なんてありえ無い。
今更だけど、つんくはゴーストライターで有名