『Berryz工房祭り』1日目レポ ハロプロ総出演の4時間超えステージはダテじゃない!

会場となった有明コロシアム(東京・江東区)

会場となった有明コロシアム(東京・江東区)

2月28日、有明コロシアム(東京都江東区)で、『Berryz工房祭り』が開催された。Berryz工房最後の4日間、怒涛の連日イベントの幕開けは、ハロプロメンバー、全グループ総出演のお祭りコンサートとなった。

「両日とも4時間超えはダテじゃない! なんちゅうフェスティバルをやってるぅ YOU KNOW?」という公式発表通り、16時に始まったイベントは、(途中10分、30分の休憩をはさみつつも)20時過ぎまで行われ、訪れたファンも大満足の「Berryz工房フェス」だった。

1部:Berryz工房の登場はMADAYADE!

第一部は、「1部:Berryz工房の登場はMADAYADE!」と題し、ハロプロの各グループが順番に登場、最新曲を披露した。

まず最初に登場したのは、ハロプロ研修生。研修生といえど、先日オリジナルアルバムをリリースし、すでに「ハロプロ研修生」という名前のユニットとして扱われているようだ。ダンサブルナンバー『Say! Hello!』で場内を盛り上げた後、衣装が違う8人を残して駆け足で舞台からはけていく研修生たち。残った8人は、先日にグループ名が正式公開されたばかりのハロプロ研修生ユニット、こぶしファクトリーだ。

来月に公演が予定されている舞台『Weekend Survivor』で発売される新曲、『念には念』(作詞:アベショー 作曲:アベショー 編曲:鈴木俊介)が初公開された。アップテンポのロックンロールナンバーで、「ねんねんねんね、ねんねんねねんね!」とコーラスが入る、ハロプロらしいユニークなナンバーだった。

続いて、「うたちゃんフィーバー」を巻き起こしたカントリー・ガールズで『愛おしくってごめんね』。冒頭の台詞で満場の観客が「フーーッ!」と冷やかすも、そこには照れて横を向かなくなり、少ししっかりした島村嬉唄の姿が。

次の出番はJuice=Juice。新曲の『Wonderful World』を披露。80年代ポップス風のミドルテンポナンバーで、長音が長い分、金澤朋子、宮本佳林らの中音域のボーカルが伸びやかに表現されていた。

その後は9人が出てきてアンジュルム『大器晩成』。改名と増員で勢いにのるアンジュルムのエネルギーと楽曲のパワーが、大会場でも鮮烈な印象を残した。

6組目に出てきたのはモーニング娘。’15。白と赤の衣装は『TIKI BUN』だ。なお、ここまで曲は全てインターバルなしで繋がれているため、前のグループの曲のアウトロ(後奏)部分で次のグループが出てきて、一緒に踊っている。そのため『大器晩成』の最後の決めポーズは22人という大人数で行われた。

そして最後はBerryz工房停止後にハロプロをリードしていくことになる℃-ute。中島卓偉の作詞作曲による新曲『次の角を曲がれ』を披露した。ストレートな主張系ロックナンバーで、鈴木愛理の伸びの良い声と、岡井千聖のパワフルなロック歌唱が生かされていた。

これでBerryz工房以外のグループが出演する第一部は終了。通常のコンサートならオープニングアクトとして扱われる枠だが、総出演でフルサイズの曲を披露していったため、かなり充足感があった。

2部:胸さわぎな第2部は、Berryzメンバーがこれまでに参加したユニットが再結成!?

10分の休憩を挟んで、第二部「胸さわぎな第2部は、Berryzメンバーがこれまでに参加したユニットが再結成!?」がスタート。

オープニングを飾ったのはBerryz工房と℃-uteが合流しての「ベリキュー」。とくれば曲は2011年に発売されたベリキュー初の合体シングル『甘酸っぱい春にサクラサク』だ。Berryz工房と℃-uteが仲良くシャッフルして一人ずつ手をつなぎ、メインステージからセンターステージへ。
この曲は卒業ソングではあるけれど、悲しいお別れではなくて、前向きな旅立ちの歌。Berryz工房と盟友の℃-uteが共に今歌う歌として、これ以外はないくらいのベストな選曲だ。

その後も、清水佐紀、嗣永桃子、矢島舞美による“Zyx”『白いTOKYO』、夏焼雅と鈴木愛理で“あぁ!”『正夢』、ガーディアンズ4(熊井・菅谷・中島)、High-King(清水・矢島)など、Berryz工房メンバー参加の懐かしいシャッフルユニット曲が続いてから、ハロプロ各グループがBerryz工房の楽曲を歌うトリビュート企画へ。

カントリー・ガールズが『笑っちゃおうよ BOYFRIEND』、Juice=Juiceが『告白の噴水広場』、℃-uteが『もっとずっと一緒に居たかった』、アンジュルムが『流星ボーイ』など、各グループのカラーにあった曲がうまく割り当てられていた。特に、Berryz工房がローティーンだった頃の初々しい楽曲『笑っちゃおうよ BOYFRIEND』と新生カントリー・ガールズの相性は抜群で、なんかええのんとちゃうのん?と思ったのは筆者だけではないだろう。モーニング娘。’15『愛はいつも君の中で』も出色の出来だった。13人によるフォーメーションもうまく映えていたし、鞘師里保の硬質な声と、小田さくらの『キラリと光る星』で使ったような強目の声が、この宇宙帝国軍の行進曲のような曲調によくマッチしていた。生田衣梨奈もいつもにもまして戦闘態勢だった。

第二部の最後を飾ったのは、通常のシャッフルユニットとは少し違い、パーマネントな活動を通して固定ファンを多く持つBuono!だ。
Buono!始まりの曲、『ホントのじぶん』を皮切りに、『ロッタラ ロッタラ』『泣き虫少年』『カタオモイ』『恋愛ライダー』と人気曲を立て続けに披露して、有明コロシアムはライブハウス状態に。最後は鈴木愛理から「活動停止するBerryz工房にBuono!から贈る歌」として『タビダチの歌』が歌われた。Aerosmith『Living on the edge』を思わせるミディアムテンポのロックバラードは、夏焼雅のスティーブン・タイラーばりのソウルフルな歌声で幕を閉じた。雅ちゃん雅ちゃん。

ここまでで、時刻は17時50分。Buono!がはけた後、場内アナウンスで「これより30分間の休憩時間です」と告げられ、場内ざわめく。まあBuono!の2/3はBerryz工房メンバーなわけで、あれだけのステージをやってこれから本編では、そのくらいの休憩時間はあってしかるべきだろう。

3部:Berryz工房による弾丸ステージ。スッペシャルな選曲で愛とHAPPYをお届けします!本気ボンバー!!

休憩の間、ステージ上野巨大モニターに突然『あなたなしでは生きてゆけない』のMVが映し出される。と思ったら『ファイティングポーズは伊達じゃない!』に。以降、歴代シングルのMVがダイジェストで全て上映された。

最新シングルのMVが終わると、場内が暗転。スモークの中さっそうと現れたのはDJ雅。「ハーイ、みなさんお元気? ようこそいらっしゃいました。さあ、それでは始まるよ! Let’s have a good time!」の煽りはおなじみ『アジアンセレブレイション』だ。有明コロシアムが、一瞬にしてパーティータイムのダンスフロアに塗り替えられた。

HAPPY!Stand Up』『マジ グッドチャンス サマー』『さぼり』など人気曲で会場を幸せ空間にした後は、一旦はけてVTRタイム。メンバーからメンバーへ向けたメッセージがリレー形式で語られた。
菅谷梨沙子から熊井友理奈へ、熊井友理奈から夏焼雅へ、夏焼雅から須藤茉麻へ。それぞれ、そのメンバーとの出会いや、今後のお互いについてのメッセージを語った。
夏焼雅から須藤茉麻へは、「オーディションの時は茶髪がいて『仲間がいた!』と思った」というエピソード、「また会って一緒にご飯に行ったりとか、家に遊びにきてお尻触りに来てください」と語られた。

Be 元気<成せば成るっ!>』『コイセヨ!』『ヒーロー現る!』などアップテンポの曲を立て続けに披露した後は、嗣永桃子の「ここからはミディアムテンポの曲を」というMCで、『VERY BEAUTY』『ありがとう! おともだち。』などでしんみりとしてモードに。

MCでは、今回のコンサートのリハ期間中に、徳永千奈美がメンバーそれぞれにオフショットを使ったフォトブックを作ってサプライズプレゼントしたエピソードが嗣永から語られた。

徳永によると、かなり前から準備をしていて、最後には間に合わずに矢島舞美に少し手伝ってもらったとのこと。また、以前「腹痛」を理由にライブ前のストレッチに間に合わなかったのは、前日に徹夜で朝6時まで作成作業をしたせいで、翌日楽屋で寝てしまったためであることが明らかになった。

そんな徳永と嗣永だが、続いてVTRの続きでは、須藤茉麻から徳永千奈美、徳永千奈美から嗣永桃子へのメッセージが語られた。
徳永によると、最初は「うわ、ブリブリしてて苦手なタイプだ!と思った」「そんなに続くと思わなかったけど、3年くらいずっと思ってた」とファンの間ではおなじみの「不仲」ネタを披露。最近では打ち解けたといっても「ビジネスパートナーとしてありがとう」と釘を差し、「これからは年に1回、年賀状だけの付き合いになると思うけど、よろしくね!」と笑顔で締めくくった。
(この2人が本当に単なるビジネスパートナーでないことはファンなら周知のことだが、会場および公式通販で販売されている『Berryz工房DVDマガジンVol.41』を見ればよく分かるだろう)

嗣永桃子から清水佐紀へ。嗣永いわく、「清水の尊敬できるところはブログ。…おぱょ? なんで流行んないんですかね。あ、バカにしてるんじゃないですよ!」とネタにし、音頭を取って場内に大「おぱょ」コールを鳴り響かせた。完全にバカにしていた。
清水佐紀から菅谷梨沙子へ。「最初見た時、天使だと思った。こんな可愛い子がいるんだって。今でも可愛いですけど」と振り返り、「ファッションとか色んな事に挑戦して、Berryz工房に色を加えた」と評価した。

VTRが終わると、『恋の呪縛』『胸さわぎスカーレット』と初期~中期の人気曲を立て続けに披露。続く『愛の弾丸』で見せた菅谷梨沙子のボーカルの深みと厚みは、一人だけ弾丸が44ミリ口径のような貫禄があった。

アンコール曲は『友達は友達なんだ!』。サビの最後「この仲間で会いたいな」で、みんなで手をつなぎ、スクラムを組む所で清水や菅谷が涙ぐむ場面も。Berryz工房には、笑顔で別れる曲が似合う。

アンコール後、鳴り止まない「ベリーズいくべ!」コールを受けて再度の登場。メンバーが順番に最後のMCで、ファンへの感謝を語った。「皆さんが本当に楽しそうにニヤニヤニヤニヤしながら私たちを応援してくれるから、またさらにBerryz工房が好きになりました」(嗣永)など、明るく感謝が語られる中、キャプテン清水佐紀は「今日は、楽しくて、ずっと時間が止まればいいなと思ってて。でも時間止まんなくて」と語り始めた所で言葉に詰まり、泣き出してしまう。
熊井友理奈は「私は泣かない!と決めたので今日は泣きません!」と宣言。しかし「でもさっき最後の曲でちょっと涙か汗かわからないものが2、3滴流れましたが」、としつつ「今日、ステージに出てお客さんが皆泣いてたらどうしようかと思ったけど、みんなすっごい笑顔で」「結構泣いてない(笑)」と語ったように、徹頭徹尾楽しさとエンターテインメントで貫かれた4時間だった。これで、Berryz工房として一般のステージで行なうコンサートはあと2回。

セットリストを振り返ると、ファン投票で1位に輝いた『Loving you Too match』や、鉄板盛り上がり曲『スッペシャルジェネレ~ション』など、人気曲の多くが温存されていることに気付く。
先日公開されたゲストコラム『怒涛の4日間~Berryz工房祭り~を楽しむために心がけたい4つのこと』で、ライブ中にコールを入れる重要曲として提示された3曲のいずれも入っていないのだ。

それでもこの盛り上がりと楽しさ。改めてBerryz工房のライブステージを作る実力とパフォーマンスの魅力、そして11年間で積み重ねてきた良質な楽曲群の層の厚さを見せつけてくれる、そんなコンサート初日だった。

Berryz工房活動停止まで あと3日。

セットリスト

第1部
01. Say! Hello!/研修生
02. 念には念/こぶしファクトリー
03. 愛おしくってごめんね/カントリー・ガールズ
04. Wonderful World/Juice=Juice
05. 大器晩成/アンジュルム
06. TIKI BUN/モーニング娘。’15
07. 次の角を曲がれ/℃-ute
休憩10分

第2部
01. 甘酸っぱい春にサクラサク/Berryz工房×℃-ute
02. 白いTOKYO/ZYX(清水・嗣永・矢島)
03. 正夢/あぁ!(夏焼・愛理)
04. フォレフォレ ~Forest For Rest~/DIY♡
05. PARTY TIME/ガーディアンズ4(熊井・菅谷・中島)
06 .記憶の迷路/High-King(清水・矢島)
※MC(清水・徳永・須藤)
07. 笑っちゃおうよ BOYFRIEND/カントリー・ガールズ
08. 告白の噴水広場/Juice=Juice
09. もっとずっと一緒に居たかった/℃-ute
10. MADAYADE/研修生
11. 流星ボーイ/アンジュルム
12. 愛はいつも君の中で/モーニング娘。’15
※MC(譜久村・生田・飯窪・石田)
13. ホントのじぶん/Buono!
14. ロッタラ ロッタラ/Buono!
※MC(Buono!)
15. 泣き虫少年/Buono!
16. カタオモイ/Buono!
17. 恋愛ライダー/Buono!
※MC(Buono!)
18. タビダチの歌/Buono!

第3部
01. アジアン セレブレイション
02. HAPPY!Stand Up
03. マジ グッドチャンス サマー
04. サヨナラ ウソつきの私
05. さぼり
06. 素肌ピチピチ
VTR
07. Be 元気<成せば成るっ!>
08. コイセヨ!
09. ヒーロー現る!
MC
10. 桜→入学式
11. VERY BEAUTY
12. ありがとう! おともだち。
VTR
13. 恋の呪縛
14. 胸さわぎスカーレット
15. 愛の弾丸
16. ヒロインになろうか!
MC
17. 抱きしめて 抱きしめて
18. 雄叫びボーイ WAO!
19. 友情 純情 oh 青春
アンコール
20. 友達は友達なんだ!
MC
21. そのすべての愛に

(文=宮元 望太郎)


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“『Berryz工房祭り』1日目レポ ハロプロ総出演の4時間超えステージはダテじゃない!” への1件のコメント

  1. avatar kogonil より:

    >この2人が本当に単なるビジネスパートナーでないことはファンなら周知のことだが、会場および公式通販で販売されている『Berryz工房DVDマガジンVol.41』を見ればよく分かるだろう

    これは、必見ですよね。
    昨日のうちに全部見ようと思ったけど、大号泣のすえ、ももちと千奈美ちゃんのものだけ繰り返して見ちゃった。

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