モーニングのDマガを見ていると、だーいしこと石田亜佑美さんに注目しちゃいますよね。
私の場合でいうと、もちろん道重さん目当てだったりするんですけど、気がついたら石田亜佑美さんを追っかけていたりします。
石田さんといえば、なんとも形容しがたい雰囲気を漂わせる「だーいし感」で有名です。本人の意図した振る舞いの外側から漂う謎の魅力。ダンスのフリつけがUpdateするってんで、確認に余念のないテンパり気味の工藤ちゃんを、のんびり弁当食いながら眺めてたりしますし。
この謎の「だーいし感」を構成する複雑な要素の一端について、仮説を述べてみたいと思います。
ハロプロのMCの魅力
ハロプロといえば、メンバーの可愛らしさや美しさといったビジュアルのスペック、楽曲の奥深さ、リズムや旋律の複雑さ、ステージ・パフォーマンスのレベルの高さとガチンコ度合い、ライブの熱量…などなど、その魅力には枚挙に暇がないのは言うまでもないことですが。
これら無数に列挙可能なハロプロの魅力の中に、ステージのMCの面白さ・心地良さがあることに、そんなに異論はないんじゃないでしょうか。
ステージ上のMCが上手なハロメン(意外かも)
このステージMC、上手なハロメンは(私が敬愛する道重さゆみさんを始め)たくさんいますが、私見では、この3名のハロメンのMCの心地良さは群を抜いていると思っているのです。
「ええっ!!」と思われる方も多いでしょうが、ベリキューの永遠の末っ子、℃-uteの舞ちゃんと、Berryz工房の熊井ちゃんのMCは大変に心地良いですよね。
心地良いのは、お話してくれる内容もさることながら、声質も大きいです。舞ちゃんのコロコロとした可愛らしいピヨピヨした声質も、熊井ちゃんの、低いんだか高いんだかよくわからない不思議な声質も(きっと固有の周波数なんだと思いますよね)。
そして、何よりも、この2人のMCは、語りかける対象の水準が自在に変化するという点で、決定的に心地良い。
ステージ上の語り方、3パターン
ステージ上での語り方には、いろんなパターンがあります。
そのうち、語りかける対象という点で、大きく分けると、3つのレベルの語りかけ先があると思います。
大勢に向かって三人称で語る
ステージMCとして一般的なのは、多くの観客に対して、「客席」というひとまとまりに対して、語るパターンですね。「みなさん」とかいう呼びかけで。
典型的なのは、健気にリーダーのフォローをする 「みなさん、本日は、足元の悪い中…」(なっきぃ)って奴ですね。モーニングや研修生などでは、加入して日が浅いメンバーが型どおりに話す場合なんかもそうですね。「みなさん、楽しかったですかーーー?」とか、「大好きーーー!」(舞美ちゃん)ってのも、このパターンってことで。
特定の誰かに向かって二人称で語る
他に、特定の誰かに向かって、一対一で語るパターンがあります。
メンバー同士がステージ上で話し出したり、MCの展開に困ったときに別のメンバーに無理やり話をフッたりするときによく見られますね。誰かが、上記の三人称パターンでMCをしているときに、無理から割り込んで、そのMCにツッコミにかかる場合なんかも、そうです。
時には、目立つ振る舞いをしている前の席のファンに向かって、個別にメンバーが語りかけるときもあります。「今、大きく拍手してくれた人、…好き♪」(舞ちゃん)みたいなことを言い出すこともありますし、「そこの緑のTシャツの人!」とか。話題にもなった「飛ぶなっつうの!」(夏焼さん)や「千奈美が好きなのはわかったから!」(ももち)みたいに、直でダメだしされる場合もあったりします。
自分に向かって一人称で語る
最後に、自分に向かって語るパターン。独り言とか独白ってやつです。
ステージMCで独り言なんてあるのか?と思われた方も多いかと思うのですが、わりと多いです。自分で自分にツッコみを入れてるパターンもあれば、他のメンバーから何かしらお題を出されたときに、しばらく回答を模索する様子なんかも、これに含めてみます。
語りかけの対象を自然に切り替える
多くのハロメンは、それぞれ得意なパターンがあるみたいです。
やっぱり舞美ちゃんや佐紀ちゃんといった、進行や締めを任されることの多いリーダーやキャプテンは、三人称パターンが多いし得意です。あと、舞美ちゃんをフォローしなきゃいけない(笑)なっきぃ も。雅ちゃんとか岡井さんは、ステージの上の誰か別のメンバーへ語りかけるパターンが得意ですよね。
で、永遠の末っ子、何をしても許される℃-uteの舞ちゃんと、Berryz工房の熊井ちゃんです。
この2人は、上に述べた3つのパターンを、頻繁に行ったり来たりします。
例えば、すごくMCの上手な(世界中から愛される)道重さんや(不動のプロフェッショナル)嗣永さんなんかも、さすがに慣れたもので、複数のパターンを使い分けます。でも、例えば「みなさーーん」的な呼びかけの三人称パターンからメンバー相互の二人称パターンへの移行だったり、メンバー相互の二人称パターンから自分ツッコミへの一人称パターンだったりと、隣接するパターンの間を行き来することが多いかなと思っています。
舞ちゃんと熊井ちゃんは、三人称パターンから、いきなり一人称パターンへと飛びます。
「みなさん」的な呼びかけに始まる、いってみれば客観的なトークから、いきなり自分自身に注意が向く。例えば、こんな感じ↓(舞ちゃん2014年春ツアーの例)
私ね、お腹すいてるんですよ。っていうのもね、ライブ終わったら食べるもの、千聖ともう準備してあるの♪
あ、でも、まずは、ファンのみなさんに、お腹いっぱいになってもらおうと思います。
(って言った瞬間)何言っちゃってんの私。ぷくくくく♪(と、照れまくる)
この落差の大きさが、とっても心地良い秘密なんじゃないかと思っています。熊井ちゃんも、三人称パターンで語っていて、途中で何を話しているのか自分で脈絡を見失い(笑)、急に、「ちょっと待って!」とか、「…そうっ!」って感じで急に自分のトークに自分で謎のリズムをつけたりします。
他のメンバーでも、いくつかのパターンを行ったり来たりしますが、舞ちゃんと熊井ちゃんは、このパターンの間を、① 大きな落差で、② シームレスに、移動するのが特徴です。
むしろ、この落差だったりが、「くまくましてる」といった評価の秘密だったりするのかもしれません。
トークの内容や声質の心地良さに加えて、パターンの落差を軽々と超えていくような、こうした予想できない行ったり来たりは、トークの流れをしっかり予想しながら聴いている聴衆側からすれば、翻弄される感じもするでしょうし、当人たちの「私ってトークは苦手」という自認につながっている部分もあるのかもしれません。
でも、これが私には心地良さにつながっているし、少なくとも、特徴的な「味」になっていると思います。
では石田亜佑美さんの場合は…?
実は、ここまでが前提。
石田亜佑美さんの場合はどうか。ここまでの前提を踏まえれば、落差のあるパターンを、行き来するのではなく、落差があるはずのパターンが重なってる。これが、石田亜佑美さんの特徴ではないかな、と。
長年ステージで鍛えられまくった、われらが敬愛する道重さゆみさんの証言があります。
2013年のツアー密着Dマガにて、すでに「スベる」ことをネタ的に突っ込まれていた石田さんですが、ステージ裏のケータリングにたまりながら、道重さんは、こう言います。
石田は、発言する前から、今から面白いこと言いますよって顔してる
この道重さんの証言に加え、こんな観測もあります(私による)。石田さん、ステージから客席に向かって何か話そうとしながら、先に自分で笑っちゃってますよね。あるいは、何か話した瞬間、他のメンバーからのツッコミや客席からのエーイングを待たずに自分で「なんちゃって」的な尻拭いというかトークの回収に取り掛かる場合もあります。
舞ちゃんや熊井ちゃんが、落差の大きいパターンを移動するとするなら、石田さんは、最初っから、落差の大きいパターンを同時に繰り出すわけですね。
石田さんがいろいろスベりながら身にまとっている謎の多い「だーいし感」の秘密の一端が、ここにあるのではないでしょうか。
探求は始まったばかり
まとめますね。
トークする対象を自由に切り替えることが、トークの味になっており、非常に心地良いMCの秘密のひとつです。石田さんの場合は、ほんらい切り替えるべき異なる対象を重ね合わせて同時に繰り出すという特徴があります。これが、石田さんの謎の魅力につながっているのではないか…という仮説です。
もちろん、謎の多い「だーいし感」は、上に述べた特徴だけで解明しきれるものではありません。
「だーいし感」の探求は、まだまだ始まったばかりです。
間もなく始まるモーニング娘。’15の春ツアーや、3月のひなフェスで、改めてフィールドワークにはげむ所存です。
単純に熊井推し意見ですね!
上手いというより変といったほうがいいんじゃないでしょうか?
私のように熊井ちゃんが苦手でちっともきれいに思えない人間には
全然響かない。Berryzだと千奈美や雅ちゃんのほうが上手いと思うわけで。
矢島舞美を美人というのもピンと来ない。
だーいし感というのはもっと単純だと思います。
愛が何?と答えられないと同じように、だーいし感も答えられえない。。
そんな感覚だと思います。
アイドルの言葉に対してオーディエンスとして反応したい。一方的に話を聴いて受け止めるだけではなく、会話を楽しみたい。
その会話は予定調和では楽しさが半減する。例えば、(アイドル)『皆さ~ん、楽しかったですか~?』→(ファン)『楽しかった~!』、は予定調和。
熊井友理奈のMCは計算されておらず予定も調和もないため、ツッコミどころがたくさんある。ツッコミをすることで、熊井友理奈に対して疑似会話をしている感覚に陥るため、ファンは大きな満足感を得る。
だーいしは推しじゃない人からすると、そこまで面白くないけどなぁ。
生田さんと同じで、何でもかんでも突っ込んで滑ればいいなんて誰でもできちゃうしね。
たまに天然な事があって面白いけどそれは誰でもそうで、見ていて普通の女子高生だなーって思う。
まあどのオタクもそうだけど、身内には甘いよね。
まず、三人称の使い方が間違っている。
一人称が話し手、二人称は聞き手、三人称はそれ以外。
この人が言っている三人称とは、二人称の複数の事だ。
そんな事も知らないで書いている文章なので、単に
「笑い話は本人が先に受けて話すと聞いている方は全く面白くない」
この一文で済む話が、ダラダラと関係のない前振りが続いてうんざりする。
>4
うんざりするんなら、わざわざ読みにこなけれいいんじゃね?
※4 さん
>「笑い話は本人が先に受けて話すと聞いている方は全く面白くない」
>この一文で済む話が
済まないですよ。
だって、そんな趣旨のことは書いてませんから。
うんざりするのも投稿者をdisるのも、もちろん自由ですけど、書いてないことを要約するのは困りますね。
人称は、主語だけじゃなく動詞にもかかるから、間違いとはいえないのでは?