小田さくらのハロショ千夜一夜『50の質問』&『10曲』(4/24)レポ 小田さくらの意外な(?)発信力の高さ

4月24日(金)に秋葉原のハロショで開催されたハロショ千夜一夜『小田さくらに50の質問』と『小田さくらの10曲』に参加してきました。

こちらのハロショ千夜一夜、思うに登壇者である小田さくらさんの経歴がそうさせた部分も大きかったのか(後述)、ハロプロの奥深い魅力の一端が垣間見えるような貴重なトークでした。

小田さくら ハロプロ広報部長襲名?

小田さくらさんと言えば、モーニングの歌唱面を担う歌姫としても有名です。とりわけ、その歌唱力をつんく♂プロデューサーに、高橋愛や松浦亜弥と並び称されるハロプロ屈指のレベルであると、高く評価されていることが大きいですね。

私にとっての小田ちゃんは、ここ一番の急所で、大事なお話をしてくれる(あるいは大事なお話に繋がるきっかけを出してくれる)トリックスター的メンバーでもありました。
たった一人の11期メンバーとして加入早々のライブツアーからこのかた、小田ちゃんのMCきっかけで私たちが知ることができたことは多いですよね。MCの流れを乱して(?)本来なら語られなかったであろう思わぬ内容を引き出してくれるのは小田ちゃんでした。

ファンにとっては見ることができない楽屋裏で、田中れいなさんや道重さゆみさんが、如何に後輩メンバーたちに心を配っていたか。あるいは、個々の推しメンに集中するあまり、なかなか気付けていなかったメンバーの魅力が、ちょっとした楽屋裏の事件の暴露をきっかけに顕わになったり。ずっと以前に公開いただいたこちらのコラムでも主題に添える形で言及したように、メンバーの意外な一面を表に出してくれるような流れのきっかけは小田ちゃんでした。
小田ちゃんのトークきっかけで、他のメンバーがわちゃわちゃするところから、私たちはいろんなことを知ることができました。

このお知らせテイストは、ハロショ千夜一夜でも健在すぎるほど健在でしたよ。

第一部:小田さくらに50の質問

第一部は、小田さくらに50の質問。
ハッシュタグは「#さくら」です。このタグで検索すると、どんな質問に小田ちゃんがどんな風に応答したのか、検索できると思います(ので、全問の回答は割愛)。

年齢的に21時以降のお仕事はNGという制限があるにも関わらず、50の質問にトークが花開きまくりで、時間が大きくオーバーした第一部。この点でも、意外なトーク達者(後述)ぶりが見られた小田ちゃんでした。その意外に達者なトークの中で、やっぱり小田ちゃんは、いろんなことをお知らせしてくれています。

そんな中から、いくつか印象に残ったところを。

あの日のフクムラダッシュ

どういう自分になりたいかと、この先の目標を問われた中で、「対応上手になりたい」と応じる小田ちゃん。その対応上手の一例として出された話題から、あの日のフクムラダッシュについてトークが展開しました。

フクムラダッシュそのものについては、説明も、多言も必要ないでしょう。
モーニングのDマガ Vol.69 でも、横浜アリーナでのリハーサル風景がチラっと写っているところから、やはりメドレー中の『好きだな君が』は、道重さんと譜久村さんが2人でセンターステージで歌う予定だったことは明らかになっています。これまで、こうしたことは、チラっと写っている断片的な情報から「そうだったんだな」と推測されるに留まっていましたが、この千夜一夜で、小田ちゃんからの明確な証言が。

道重さんと譜久村さんが2人でセンターステージで歌い、他のメンバーは花道にひろがってダンスする予定であったという、本来のパフォーマンスの形を小田ちゃんが証言してくれただけではありません。
譜久村さんが道重さんのもとへと駆けつけてしまって、残されたメンバーが「どうしよう、どうしよう」と焦ったことまでがはっきりと語られました。そして、本来なら花道に移動する予定だった場面で、センターステージに残された8人が、その場の判断で、そのままパフォーマンスを続けたことも、これで明らかになりました。

℃-uteはそろってる

個別の質問に応じて語ってくれる中で、それまで外から見ていたファンが得手勝手に想像したり推測したりしているだけのことに「やはりそうか」と裏付けを与えてくれるような発言をしてくれる小田ちゃん。

ハロコンで自分の出番でないときは、舞台袖のPAブース周りで、ステージ映像を確認しているという小田ちゃんですが、そんな(ある意味)特等席で見ていて印象的だというのが、℃-ute のパフォーマンスだと言います。ダンスパフォーマンスだけじゃなく、ボーカルのピッチも音程も、℃-ute はそろっている、と。

「さくらのしらべ」開催の危機

小田ちゃんのお知らせは、エンタメのコンテンツとしてファンに公開されるものに限定されてすらいません。

小田ちゃんのイベント「さくらのしらべ」は、熱心なスタッフさん発信で企画・実行されてきたイベントであるとのこと。その熱心なスタッフさんが移動してしまい、後任のスタッフさんは「私は関わりません」と公言しちゃってるとのこと。

石田さんとの確執

10期メンバー石田さんとの確執。あまりにあちこちで質問されるので、石田さんとも相談して、この話題について質問されたら、とにかく「絶好調です!」と答えようと示し合わせているそうです。
だから、個別握手会などで石田さんに「最近、小田ちゃんとはどうなの?」的なことを聞いても、きっと「絶好調です!」と返されるでしょう、と。

生田衣梨奈 被害者の会

加入当初、生田さんが大変やさしくしてくれたのに、その「やさしさ」は期間限定でショックだったという小田ちゃん。「生田さんのことは好きですよ」と脇を固めつつ、新メンバーがメディアでインタビューされるときに、新メンバーから自分の名前が出されるよう、生田さんは努力しているのだと評する小田ちゃんでした。

そうした努力の目標であるメディアへのお披露目も一段落しつつある時期に来て、そろそろ12期メンバーと生田衣梨奈 被害者の会を結成しようかと思っているようですよ。

*****

他にも、口内炎があるのに辛いものを好むところ、ギターの練習ができないのは帰宅が遅い時間になるのでお母さんに叱られるからであること、ソロパートのあれこれに、思った以上に複雑な感情を持っていることなど、N氏との応報の中で、かなりの情報がつまったトーク。

小田ちゃんは、突けばもっといろんなことを話してくれそうな、50個では質問が足りないと感じられるひとときでした。

第二部:小田さくらの10曲

第二部では、小田さくらのこれまでを形作ってきたという10曲が紹介されました。
その10曲と、その選曲にあたっての簡単なコメントは次のとおり。

  1. 通学ベクトル(℃-ute)
    初めての「生タマゴShow!」での2人曲
    結局、インフルエンザにかかって出られなかった
  2. drop pop candy(あにょすぺにょすゃゃ)
    いつもBGMにしている
    歩幅とリズムの関係へのこだわりから遅刻しそうな時に最適とのこと
  3. イオラナ
    フラダンスを習っていたときの思い出
  4. スマイル(しおり)
    はじめて覚えたJ-POP
  5. Twinkle snow powdery snow(Perfume)
    初めてのオーディションで、つんく♂さんの前で歌った
  6. seventh heaven(Perfume)
    ポリリズムのカップリング。Perfumeの楽曲で一番好きとのこと
  7. No Title(あにょすぺにょすゃゃ)
    落ち込んだときに良く聴く
  8. All I Want For Christmas Is You(Mariah Carey)
    研修生で練習していたが、私はモーニングになってしまったので発表できなかった
    一曲ぐらい洋楽を歌えるとカッコ良いですよね?と
  9. The 美学(松浦亜弥)
    研修生時代の3人曲
    初めてメンバーから外されて、大事なことを学んだ一曲
  10. Be Alive(モーニング娘。)
    モーニングのオーディションで歌った思い出
    N氏「最近オーディションで、これ歌う方が多いですね」
    小田ちゃん「さゆロス」

お母さんが洋楽好きであることから、幼少時より独特な音楽環境で育ったことも明らかにしてくれたこの第二部ですが、オーディションや研修生時代の練習曲がランクインしていることが印象的です。
モーニングの正規メンバーとしてステージで歌った曲ではなく、そのモーニングの正規メンバーとなるまでの道のりの節目で出会ってきたハローの楽曲を、自分を形作った曲としてカウントしていることは、大事なことかと思います(後述)。

研修生時代の2人曲、3人曲で、誰がパートナーだったのかを問われて、「言って良いのかな」といった感じで躊躇する様子も見せてくれて、なんだか本当に、いろいろ「お知らせ」してくれていましたよ。

小田さくらのトーク対応力

このハロショ千夜一夜では、これまで私が知らなかった、小田ちゃんの新たな魅力にひとつ気付くことができました。小田ちゃんが意外と形容できるくらいのトーク対応力を見せたこと、これが今回のハロショ千夜一夜で強く印象に残ったことでした。

たとえば。
ハロショ千夜一夜というイベントの存在それ自体は知っていたという小田ちゃん。今回の開催が自分に回ってきたことで「きたーーーっ!」と思ったと述べて、N氏から「赤紙が届いたみたい?」と応じられます。たぶん、この時、小田ちゃんは「赤紙」って何のことだかわからなかったのではないかと。
あるいは。
宝塚が好きで最近も舞台のDVDを見たのだと話す小田ちゃん。N氏から「何組?」と執拗にツッコまれるも、どうも宝塚の組織がよくわかっていなかった様子です。
それでも「それって何ですか」とか聞き返したり、黙り込んでしまったり、そんな具合にトークの流れを淀ませるようなことはありません。自分が知らない言葉が出てきても逐一それに困惑したりすることなく、トークを進行させます。さも知っている風に、さもわかっている風に、何気にツッコミを居流して、小田ちゃんは話を続けます。

大事なポイントは、ほんとにツッコミを完全スルーして話題を流すという点ではありません。
さも知っている風に、さもわかっている風に…という具合に、知らないことはバレている。その上で、知らないことをツッコまれて実は困っていると、ちゃんと聴衆にわかるようにアピールしながら、困ってませんよと装って話を続ける様子がコミカルで愛らしいという点がポイント。

小田ちゃんの新しい魅力のひとつです。

人に歴史あり 小田さくら:語り部としての新しい魅力

上記に、モーニングのステージでも、小田ちゃんのトークきっかけで、いろんなことを知ることができたと書きました。この「お知らせテイスト」は、これまでモーニングのDマガなどで観た内容から受けていた印象だったのですが、このハロショ千夜一夜では、それはモーニング限定ではなく、ハロプロ全般に及ぶものでもありました。

小田ちゃんは、質問に応えてのあれこれや、自分を作ってくれた楽曲のあれこれについて語る中で、エッグから研修生時代のいろんなことを語ってくれました。
オーディションについても、「「スッピン歌姫」オーディション」でモーニングに加入することになった時のことだけじゃなく、スマイレージのオーディションでのことも話してくれました。
そうした経歴からか、仲良しのハロメンとして、モーニング以外のメンバーの名前が出ることも多く、アンジュルム2期メンバーの中西香菜さんとは、オーディションでの並びも近かったことから、よく話す機会もあったこと、オーディションで「動ける服装で来て下さい」と指示があった際に「これでも動けるよな」と思って私服のままジャージを持たずに会場に行ってしまって困っていたら、中西香菜さんが予備のジャージを貸してくれたことなど、それはもう、いろんなことを話してくれました。

小田さくらさんは、モーニング娘。’15 のメンバーですが、そんな小田ちゃんが語ってくれることは、研修生から他のグループのあれこれに及びます。もちろんモーニングのメンバーの仲良さそうな様子もたくさん語ってくれますが、小田ちゃんが自分なりに印象に残っているあれこれを語っていくと、自然に、モーニングの枠を越えて、いろんなことを話してくれる結果になります。
それは、小田ちゃんが、必ずしも順風にだけ恵まれて、モーニングへの一本道をまっすぐたどってきたわけではないことを反映しているかのようです。

経歴が然らしめる立ち位置によるものか、同期がいない一人だけの11期という立場によるものか、あるいは最初にスマイレージのオーディションを受けていたように、そもそも「ハロプロが好き」というスタンスが先に立つからなのか、このあたりは微妙ですが、℃-ute の中島早貴さんのダンスをうっとりした表情で語ったり、研修生として浜ちゃんと仲良しだったと嬉しそうに語ったり、小田ちゃんが語ってくれることは、自然に、ハロプロ全般に及んでいきます。

こうした小田ちゃんのトークは、部分的に聴く者の側の記憶や推測などとも共鳴しながら、個々のグループの枠に捕らわれない広がりを持ちます。時にスタッフさんの移動についても言及するところからも強く推測されるように、小田ちゃんのトークの準拠点は、ハロー!プロジェクト全体に設定されているかのようです。
そしてそれは、ハロー!プロジェクトが、個々のグループの活動を集めただけのものではなく、個別の要素の総和以上のものであって、個々のグループの活動が、また別のグループの魅力に繋がるような、ひとつの全体としての魅力を備えていること、個別のグループのファンも、そうした全体の魅力にもまた惹かれてもいること、こうしたことを非常に適切に反映してもいるかのようです。

メンバーでありながら、こうしたハロプロの広報部長的な発信をさかんにしてくれていたのは、やっぱり道重さゆみさんですが、この役割もまた、正しく後輩に継承されつつあるのかも知れません。

*****

小田ちゃんトークのお知らせテイストが、ハロプロ全般の魅力を広報してくれる貴重なものでもあることに気付けたハロショ千夜一夜は、同時に小田さくらさん個人の新たな魅力も発見させてくれる、実り多いイベントでしたよ。

(文=kogonil)

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“小田さくらのハロショ千夜一夜『50の質問』&『10曲』(4/24)レポ 小田さくらの意外な(?)発信力の高さ” への2件のフィードバック

  1. avatar 匿名 より:

    kogonilさん、末期今うさピーの小田ちゃんゲスト回聞きましたか?
    あの回も、さゆの若干意地悪な質問に、巧~く核心をズラして、結局最後まで主題に答えないまま、しかし滞りなく回答し、あまつさえ盛り上がりと納得を最低限演出する、という驚くべきトークスキルを披露してくれました。
    さゆ狐の試験に小田狸が合格点を取る様子はとても聴き応えのあるものでした。

    • avatar kogonil より:

      >末期今うさピーの小田ちゃんゲスト回聞きましたか?

      2014年6月の小田ちゃんゲスト回ですね?
      聞いたか、聞かなかったかと言えば、【もちろん】聞いています。
      けれども、本文でも書いたように、「お知らせテイスト」以外の部分での小田ちゃんのトークスキルに気付かされたのは、恥ずかしながら、今般のハロショ千夜一夜を待たねばなりませんでした。節穴でございます。

      ご指摘を受けて該当回の録音(← 一式そろっております:笑)を聞き直してみました。

      「どぅーがあゆみんといるから、小田ちゃんといる」という、まーちゃんの様子の報告など、相変わらずのお知らせは健在でしたね。ドラゴンボールの謎のモノマネも、それに対する道重さんのツッコミも含め、愉快でした。小田家の録画機能問題、生田エリポンの寝たふり問題、小田ちゃん自撮りトーク、小田ちゃんによる道重さんの歌唱評など、ほんとうに楽しい回でしたね。

      >さゆ狐の試験に小田狸が合格点を取る様子

      「さゆ狐」に「小田狸」、適切な描写で、笑ってしまいました。

      やっぱり、いろいろ見ている方はいるのだなあと、改めてコメントいただけて嬉しく思っています。

      そして、聞いていたはずのものを、改めて聞き直すことで、いろんな発見があったり、諸々考えていたことが裏付けられたり修正されたりと、「振り返り」の実り多さを、再認識することにもなりました。
      ありがとうございます。

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