一人で参加するハロプロ バスツアー(その私見による参加心得)

2015年の2月21日~23日にわたって開催されたBerryz工房のFCバスツアー、トラベリーズ.com ファイナル に参加してきました。

一人で参加するバスツアーの心得などをば

まずは具体的なツアーの報告ではなく、昨今のハロプロのバスツアー全般についての心得というか覚書を。
いまやファン必聴となったハロプロ男子校の「ハロプロ男子校’15」二十一時間目2/2(2015年2月20日公開)で、転校生のナカGさんもおっしゃってましたけど、普段から仲のいいヲタ仲間と団体で申し込む場合は良いとして、バスツアーとなると、一人で参加する場合は、いろいろ不安に思うことも多いはず。
私自身も、はじめて一人で参加するバスツアーには、いろいろなお知らせを熟読しただけではわからないことが多くて、最初はとても不安でしたから。
そこで、ツアーレポに混ぜ込んでしまうことで話題がぶれることを避けるという目的も含みつつ、未だバスツアーに参加したことのない方の不安をなるべく払拭できれば良いなあなどと思いまして

また、(関連項目で後述するように)今回のトラベリーズ.com ファイナル は、参加者があまりに多かったため、大部分のイベントは2回構成で参加者を分けて行われ、報告にあたっては、自分が参加したもの(それも自分が居た位置からの見聞)に限定されてしまうという事情もあって、さまざまなソースで補うにしても鳥瞰的で全般的なレポは難しい面があります。そうでなくとも、いずれにせよ私の思い入れがどうしても前に出た、かなり主観に重きをおいた報告になってしまいます。
そういったことの弊害も最小限にするためにも、まずは具体的なツアーの報告の前に(「やっぱりやるつもりなのか!」と思われた方、申し訳ない)、昨今のハロプロのバスツアー全般についての、私的な「遠足のしおり」ということで。おひとり様用です。

とはいえ、これも私の経験を反省したものではあります。
これまで私が参加したバスツアーは、次のとおりです。

  • 2013年 道重さゆみ お誕生日バスツアー in 茨城
  • 2014年 道重さゆみ お誕生日バスツアー in 山口(FCのDVDで、自分がガッツリ写りこんでいて焦りました)
  • 2014年 トラベリーズ.com3(私のTwitterでのレポ、こちらに)
  • 2015年 トラベリーズ.com ファイナル(今回)

どこまで一般化できるものかはわかりませんが、一応、道重さんのバスツアーやBerryz工房のバスツアーに限定されないものを意図することもあり、最初に経験範囲を明らかにして見ました。

では、前口上はこのくらいで。SGWnFrXV

心得1.メンバーには自分から笑いかけるべし

バスツアーで一番に期待されることは、やっぱりメンバーの笑顔です。
握手会だけじゃなく、いろんなお土産の直接お渡し、イベントでの客席降臨など、びっくりするくらいメンバーと距離が近い場面があります。
で、そんなときに感じがちなのが、「目があったのに笑ってくれないし、目をそらされた」ということ。
(※ それは、おまえがキモすぎるからだろ!というのは自覚してるのでツッコミ厳禁でお願いします)

「もしかしてメンバーに嫌われた?俺、何かした?」と(認知されてもいないのに)妙に不安になってしまうこともあるでしょう。ありますよね。ありますよ!ええ!
せっかくのバスツアー、そんな不安を抱えたままで楽しめなかったら、もったいなさすぎますよね。

メンバーの表情が硬いように見えるのは、もしかしたら、あなたの表情が硬いからかもしれません。
私たちがメンバーに距離的に近くに接してドキドキ緊張しているように、メンバーだって、いくらファンとはいえ、知らない大人数の大人と間近に接して緊張しているのです(きっと)。内心のウキウキをことさら糊塗するため無意識に表情を強ばらせているといったことはありませんか?
メンバーだってドキドキしています。ここは大人の余裕で、自分から、ちょっと無理をしてでも笑っていましょう

むしろ、そんな表情の微細な違いが影響するほど、それだけ距離が近いということです。
あまりに楽しすぎるために、やがて無理をしなくても笑顔がデフォルトになるんですけどね。

心得2.参加者にあいさつをするべし

「ハロプロ男子校’15」二十一時間目2/2(2015年2月20日公開)で、転校生のナカGさんもおっしゃっていた通り、快適なツアーを楽しむためにこそ、参加者さんへのあいさつは超重要です。

参加者とは友だちになれる(ことだってある)

一人で参加している場合、きっと一番不安なのが、宿泊の際の同室メンバーではないでしょうか。
もちろん追加料金を払えば一人部屋を指定できるツアーもありますが、多くの方は相部屋を選択するかと思います。そこで問題になるのが、相部屋になって何泊かを共にする初対面の参加者さんです。へんな人だったらどうしよう…と思ってしまうのは人情。
(※ 自分も十分にへんな人であることは都合よく無視するのもまた人情)

夜は同じ部屋で宿泊することにもなりますし、イベントの隙間の空き時間(後述)には行動を共にすることになるかもしれません。ここは一発、思い切って話しかけたいもの
むしろ、ライブ会場などで見知らぬ人に「同じハロヲタなのだから」という甘い期待のもと、変に話しかけてしまって微妙な空気になることに比べれば、バスのお隣さんとか、宿泊で同室といった枠がすでにあるわけですから、常識的に「よろしくお願いします」から入れば、そうそう微妙になることはないです。

一人で参加していて不安なのは、自分だけではありません。意外と「誰推しですか?」とか「いつからヲタやってますの?」といったあたりから話が広がることだってあります。

私の場合では、勝率は5割を超えます。
ほんとに初めて参加した道重さんのバスツアーでは、同室に割り振られた4人(私をいれて5人部屋)とは、かなり仲良くなることができ、今でも連絡を取り合い、ライブの現場などで待ち合わせたりしています。当選が難しいと思われるチケットをどーにかこーにか入手する大きな力にもなっています(← 秘密)。
また今回は、同じ熊井ちゃん推しということで、同室の方と、かなり楽しい時間を一緒に過ごすこともできました。それに、やっぱりバスツアーには常連さんが多くて、前回は上手に話せなかった方とも、「こないだのツアーで一緒だったですよね」とか話せることもあります。

お隣さんや同室の参加者さんじゃなくっても

ツアーの公式イベントを終えたあと夜に向けて買い出しに行くとか、イベントの隙間の空き時間に観光するといった場面も多いので、同室の参加者じゃなくとも、例えば買い出し帰りのグループに「コンビニ、どこにありました?」といった具合に話しかけることもありますし(きっかけは、探せばけっこう多い)、一回話しかけて良い感じに応答ができれば、翌日のイベントですれちがったときにも会釈もできるってものです。

また、公式日程の次の段取りがわかりにくかったり、イベント会場や宿泊施設の勝手がわからずに、とまどうこともあります。通常はアイドルのライブなどに使われるわけではない会場がイベント会場となっていることも多く、明らかに不適切な位置取りだったりする場合も、ないではありません(柱の影になってしまって、どうあがいても絶対にステージが見えない、など)。それでも、自分が困っているときは、たいてい、他にも困っている人がいるものです。よくしたもので、そういう場合に率先してスタッフさんやガイドさんに確認してくれる参加者さんって、いるものです。その人の確認のおかげで、自分の不快や不便が解消された場合は、ちゃんと「ありがとう」とお礼をいうことも大事です。先方が快活に応じてくれると、たとえそれっきりだとしても、やっぱり嬉しい気持ちを持ち帰れますから。

宿泊施設の大浴場での段取りだったりルームサービスだったり、わからないことも多いです。
そういうときも、やはり物怖じせずに、「これって、どうなんでしょうね?」と参加者さんに聞いてみましょう。「そうですね、どうなんでしょうね?」と、お互いに頭を悩ませ合うことにもなりがちですが、それもまた楽しい思い出ですし、そうした一見無駄な鳩首会談の中から、率先して確認に走る参加者さんが出たりもしますので。

気遣いの一貫としても

それでもやっぱり一人で過ごすのが好きだという参加者さんもいます。空き時間にはヲタ談義に花を咲かせるよりは読書していたいという人も、わいわいと徒党を組んだりして自由な行動が制限されるよりは一人でブラブラ見て回りたいという人もいます。夜は酒盛りではなく、ゆっくり読書したりラジオを聴きたいという人もいます(私も、どっちかっていうと、一人が好きなタイプ)。
「ヲタと交流しに来たんじゃなくて、メンバーを見に来たんだよ!」と思う参加者さんも多いでしょう。

でも、そういうひとりひとりの嗜好を尊重するためにも、同室の参加者さんの意向を確認するのは必要で、そのためにも、探り探りながら、まずは積極的に話しかけるのは有効です。
そこで「あ、自分、そういうのは良いんで」とか言われたり、うるさそうに手で振り払うような仕草をされたら、そのまま潔く引き下がりましょう。
お互いの尊重は大事です。で、潔く引き下がって、あんまり引きずらないようにも心がけましょう。
(※ 引きずってなんかいませんよ、ええ)

お酒とタバコと

上記に、「夜は酒盛り」と書きました。
でも、お酒が飲める人ばかりじゃありません。
大事なことですが、同室の参加者が盛り上がっているときに「いや、ちょっと自分、お酒は…」とは言い出しにくいと感じる方もいるでしょう。
また、参加者の中には喫煙される方もいます。同じように、タバコの煙と匂いがダメな参加者さんもいます。

このあたりは、同じメンバーを愛し同じツアーに集まったヲタとして、それでなくとも、配慮がほしいところです。
喫煙者は、宿泊する部屋以外のところで、どこでタバコが吸えるか確認しておきましょう。

大人なのよ

お酒とタバコだけを上に立項しましたが、短い間とはいえ、同じ部屋で宿泊するのですから、トイレや入浴、洗顔など、日常的なエチケット部分で、お互いの慣行や習慣がすれ違う部分だってあります。
基本は、それぞれ好きにすれば良いだけの話ですが、同室ですから鍵の管理や荷物の管理などもあるので、例えば部屋の外にタバコを吸いに行く場合なんかも、一言だけでも残していきましょう。

こういった諸々のベースとして、やはり物怖じせず、声はかけるが吉と思います。

心得3.空き時間の対応は考えておくべし

さて、上述のように、公式のイベントの隙間にけっこうな空き時間ができちゃうことがあります。メンバーは一切からまない謎の観光を、公式の日程に入れ込まれてる場合もあります。
特に観光なんて、それはまったく目的じゃないので(愛するメンバーを見に来たわけですから)、公式の日程に組み込まれても微妙なところです。
こうした空き時間への対応は考えておきましょう。

空き時間にイラつかない

公式な日程に観光が組み込まれているわけでもなく、ぽっかり空き時間ができることがあります。
むしろ “ほったらかされている” ともいうべき時間が、けっこうな長さでできちゃうときがあります。
それは必ずしも運営の不手際というわけではないと念頭に置きたいものです。

バスツアーの参加者は非常に大人数です。
2014年の道重さんのバスツアーでは(非公式ですが)道重さんの意向によって、応募者のほとんど全員が参加できたようです。参加者は360人を超えていました。これを道重さん一人で対応するわけです。
2014年のトラベリーズ.com3でも、応募者全員参加で700人超え。今回のトラベリーズ.comファイナルでも、メンバーの意向によって、応募者の抽選ではなく全員参加だった模様で、800人近い参加者です。

この大人数を相手にして、いろんなイベントを円滑に進行していくため、参加者を分けたり、あるイベントを先にこなしてから食事をするグループと、食事してからイベントに向かうグループに分けたりして、複数のツアーを同時並行して運営しているような形になることもあります。
とりわけ、メンバーとの写真撮影や握手会では、自分が終わったあとも、メンバーやスタッフは、延々と対応を続けています。自分が急に手持ち無沙汰な感じで “ほったらかされている” からと言って、必ずしもそれは、運営側の不手際というわけではないのです。
なるべく多くの参加者に平等に楽しんでもらおうとメンバーもスタッフも、できるだけのことはしてくれています(いや、本当に)。
なるべく心穏やかに過ごすよう、心がけたいものです

余談ですが、ここでも、なるべく参加者さんたちと話ができるような関係を作っておくことは大事です。

文庫本とかミュージックライブラリーとかDVDとか

そこで、文庫を持って行くとか、音楽や映像を楽しめるよう、必要なライブラリやアプリを携帯機器に準備しておくことは大事です。

DVDについては、バスでの長めの移動時間中、ガイドさんに申し出てバスの中で再生してもらえば、他の参加者さんにも嬉しいプチ・イベントになります(いつも持ってきてくれる人、ありがとう)。
自分が参加するツアーのグループに合わせたライブDVDやDマガなどは、一本は手荷物に忍ばせておくのが良いかと思います。また同室の参加者さんと楽しい時間を過ごすためにも、荷物に余裕があれば、プレイヤーも携行できると、より良いかもしれません。

こうした場合の携帯機器で気をつけたいのが充電の手当です。
音楽や映像の再生機器だけじゃなく、スマホやタブレットなど、ツアー先でもネット上の動向をフォローしておきたい人も多いでしょうから、充電切れはやや致命的ですもんね。
この充電の手当、電源を宿泊施設のコンセントだけをあてにするのは危ういかもしれません。一般に公共施設の電源を、上述の私的な機器の充電に利用することは、厳密に言えば法律上問題があるだけではなく(けっこう重要です)、宿泊しているお部屋を施設の方がお掃除してくれる際に、たいへん迷惑がられることにもなりかねません。具体的には触れませんが、私、少ない経験の中で、数度、充電できない場面に遭遇した…とだけ。
携行する電子機器の充電には、電池式の充電器を持って行くとか、複数の手段を考えておきましょう。

心得4.着替えは多めに持って行くべし

着替えは多めが良いと思います。
理由は二つあります。

なんだかんだ汗をかく

道重さんのツアーは、お誕生日なので7月に開催されましたし、今回のトラベリーズは沖縄です(2月の沖縄を、2月だからといって舐めてると大変なことになりました by 経験者)。けっこう汗をかきます。
それに上述の空き時間だったり観光だったりで、思っていた以上に歩くことにもなりがちです。

一泊二日だから、二泊三日だからと、日数分だけの着替えでは足りなくなります。
宿泊施設にコインランドリーがある場合ばかりでもありません。着替えは多めに持っていきましょう。

推しTはライブだけではなく

推しTで正装して挑むべきソロライブ、あるいはスッペシャルライブは、全日程のなかで一回だけだから、推しTも一着だけで良いだろう。それでなくとも荷物も多いし…とか考えがちです。

しかし、バスツアーでは、ライブ以外のいろんなイベントで、メンバーに非常に接近できる場面がたくさんあります。お弁当を食べるだけのランチ会場にいきなりメンバーが降臨したり(道重さん)、カレー作りイベントでメンバーが参加者の待機場所から現れたり(道重さん)、ものづくりイベントやファンの集いで客席降臨があったり(Berryz)します。
自分のすぐ横をメンバーが歩いていたりします。2014年の道重さんのファンの集いプレ・イベントのクイズラリーでは、クイズラリー会場である常磐公園を参加者たちがクイズを求めて右往左往している中(謎のピンクの集団と報じられたアレです)、そのすぐ傍らでDVDが撮影されていて、普通に道重さんとすれ違ったりしました。
いかにスタッフとメンバーから、ファンが信頼されているかという、胸が熱くなる涙を禁じえないエピソードではありますが、こちらの側として大事なことは、そういう際に、普段着でいることはメンバーに申し訳ないということですね。

いつ、どんなイベントで、降臨があるとも限りません。その際に失礼のないよう、推しTは、ライブのためだけじゃなく、何枚か余計に持っていくのが正しいと思います。

心得5.職場にお休みの申請をするべし

今回のトラベリーズ.comファイナルや、2014年の道重さんお誕生日バスツアーは、二泊三日で、日程の中に平日が入っています。ここをどう都合つけるか、思案のしどころではないでしょうか。

もちろん、土日の方が休みにくいという人も多いでしょうし、このあたりは千差万別ケースバイケースですし、何かと微妙な問題も含みますので、取説に盛り込むべき項目じゃないとも思いますが、座興として私の場合を。私はしっかり職場にカミングアウトして有給を申請していきました。結果的に、これが思わぬ副次効果をもたらすことになりました。

会社を休んでアイドルのイベントに行きますと告げたことで(お休み自体はもらえたものの)会社のエラいポジションにいるオジ様(というか、もはやお爺ちゃん)に、キツく叱られました。
アホか、と。おまえは仕事を何だと思っているのか、と。
ところが、しばらく時間が経ってから、お酒の席で、私をキツく叱った会社のエライ人がボソっと、こう話しかけてきました。
「おまえ、あの…その…(めっちゃ言いにくそう)おまえの言ってたミチシゲってのは、まあ、なんだ、ずいぶん、しっかりした、たいした娘なんだな」と。

何かで調べるか何かしたんでしょうね。
その結果、(仕事を放り出してバスツアーに行ったことでは叱られたけれど)道重さんの前向きにひたむきに頑張る姿勢、ファンに向ける姿勢は、エライおじ様にも通じてしまったという顛末でした。
後日、とある同僚が、エレベーターで一緒になった際に、「実は、最近、あの鞘師とかいう子が気になってるんですよねー」と話しかけてきたこともあります。思わぬところでハローの輪を広げることができたというお話でした。

おわりに

いろいろ書きましたが、結局のところ、参加者が楽しめるよう最大限の配慮をしてくれるスタッフや、食事の時間もままならないスケジュールの中、たくさんの参加者の要望にできるだけ応えようとしてくれるメンバーの頑張りと笑顔に、最後には笑顔で帰宅することになるバスツアー。いろいろわからないことがあって不安だというだけで参加を見送るのは、もったいないと思うので、みなさんの懸念の払拭に、わずかでもお役に立てたなら幸甚です。

で、具体的なツアーの詳細は…近日投稿予定ということで(力尽きたわけじゃないからね!)

(文=kogonil)

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