〈速報〉ジュースジュース宮本骨折なんの新曲披露
左足を骨折しているハロー!プロジェクトの6人組ユニット、
Juice=Juice(ジュースジュース)の宮本佳林(14)が、
根性のパフォーマンスを披露した。10日、東京・日本武道館で行われた
ハロプロの先輩℃?uteのコンサートに前座として出演した。ステージ上にメンバー4人とともに登場した。1人だけ椅子に座り、
足を固定した状態で、リズムに合わせて上半身だけを思い切り動かし、
11日リリースの新曲「ロマンスの途中」を披露した。7月下旬に歩行中足を滑らせて転倒し、8月に再度診察を受けて
「左立方骨骨折」と診断されていた。2013年9月10日
Juice=Juiceのキーパーソンは、やはり宮本佳林ちゃんさんなのだな、とある意味で思わされる事件だった。
これまで研修生で不遇をかこち、やっとデビューを手にしたかと思ったらデビュー前に骨折。しかも転倒で…。せっかくのデビュー時に、お披露目イベントでもテレビ出演でも、ダンスを見せることが出来ない。どんなにか口惜しかっただろうかと、かりんちゃんさんの心境を思うと、察するに余りある。
それでもこんな笑顔で、上半身だけで頑張っていて、いや全く偉いなあ、というか、アイドルって崇高な職業だなあ、と三嘆せざるを得ない。
この不運、かりんちゃんさんは確かに何かを持っている。もしくは、持っていない。
しかしそのどちらもがまぎれもなくアイドルとして欠かすべからざる資質に他ならない。
彼女を見ていると、そんなふうに思えて仕方ないのである。
この健気にも涙に濡れるカリンちゃんさんのひたむきな姿に心臓を撃ち抜かれた諸兄はさぞかし多いことと思う。元気な状態でもセンターで注目を集めたに違いないが、骨折していたことによってさらに注目をされてしまう。しかしそれは彼女にとっては不本意な注目のされ方であって。女の子の涙…女の子の不安…そしてホンモノの覚悟が今日も星となるのである。
初めからすべてを与えられていたものが無償の愛をまき散らすのもアイドルの類型だが、欠乏したものが何かを手に入れるために戦うときに輝く姿もまた、紛れもないアイドルであり、それはまさに僕らにとって現代のヒーロー(ヒロイン)なのだ。