秋葉原のハロショにて、『ハロショ千夜一夜アンコール』が上映されています。
アンコール上映されているのは、「その時、Berryz工房は」という企画で、千夜一夜の第十二夜、十四夜、十五夜に該当するもの。Berryz工房活動停止前に、メンバーが2名ずつ登壇して、特定の時点(2005年とか2008年とかの指定あり)をふり返ってフリーにトークしてくれています。
『永久の歌』の衣装に身を固め、それぞれ、とっくま(徳永千奈美+熊井友理奈)、ママ&ベイビー(須藤茉麻+菅谷梨沙子)、キャプみや(清水佐紀+夏焼雅)の組み合わせで、ぶっちゃけを含めたあれこれを語ってくれます。
観覧フリーであるだけでなく、どの組み合わせでも「衣装着てるからお仕事なんだけど、なんか楽屋みたいだね」という発言があるように、実に自由に、メンバーそれぞれが自然なトークを披露してくれているので、お時間があって秋葉原ハロショにアクセスできる方は、出向いてみては如何でしょうか。
お薦めの理由
このアンコール上映をお知らせ・お薦めする理由は、活動停止している彼女たちにもう一度逢えるということや観覧フリーであるというだけではありません。
理由その1:DVDマガジンVol.41 の補填として
有明コロシアムのBerryz祭りにて発売されたBerryz工房DVDマガジンVol.41ボックスは、たいへんな我話題を呼んでいます。とりわけ、徳永千奈美さんと嗣永桃子さんの組み合わせで、ぶらり川越散策をするものについては、その後半、カフェトークでの2人の様子はリピート必至でもあり、多くのファンの涙を誘ったとされます(もうOKかなとも思うけれど、一応ネタバレはしません)。
他にも、自分から積極的に喋ってる熊井友理奈さんだったり、ママ&ベイビーと言いつつベイビーに甘えまくるママだったりと、貴重なメンバーの様子が活写されており、あまりにも素なメンバーの様子に多くのファンは歓喜したと同時に、もっと他のメンバー相互の組み合わせを見たかったとの感想もあがっています。
この「その時、Berryz工房は」ハロショ千夜一夜アンコールは、この要望に一部なりと応えるものとなっています。
メンバーの組み合わせとしては、ママ&ベイビー(須藤茉麻+菅谷梨沙子)、キャプみや(清水佐紀+夏焼雅)はDVDマガジンVol.41と丸かぶりですけど、とっくま(徳永千奈美+熊井友理奈)の組み合わせが追加となっており、また、丸かぶりであっても、改めてメンバーたちの素のトークが聴ける貴重な機会です。
ソロでもなく、7人全員でのトークでもない。メンバー二人だけの、これまた独自の化学反応に、長く併走してきたファンであっても、また新たな一面が発見できる企画として、Berryz工房DVDマガジンVol.41ボックスとのセットで、このハロショ千夜一夜アンコール上映を見直すのも一興です。
理由その2:怒濤の四日間をくぐり抜けた魂のクールダウンに
有明から武道館までの怒濤のBerryz祭りに、いろんな意味で疲弊している方も多いのではないでしょうか。熱心な方の中には、昨年の秋ツアーにリピート参戦して、その後のリリイベ類からXmasnイベントにもほぼ皆勤で、ハロコンを追跡した挙句、バスツアーにまで行った上に、怒濤の四日間全参戦という方もいらっしゃるでしょう(誰のことかは不明)。
身体的に疲れていたり、いろいろ無理をしたのでお仕事的に厳しい状況だったりする以上に、気持ちの落ち着け様を見失ってしまって、「べ」と聴いただけで目頭が熱くなってくる方も多いのではないでしょうか(改めて、誰のことかは不明)。
そういう方には、無理に忘れようとしたりするよりは、改めて向き合う機会がある方が望ましいのかもしれません。
その点で、ライブのように正装しコールするという参加型でもなく、握手会のように目の前にメンバーが臨在していて気持ちが上ずることもなく、一度なんらかの形で知らされているので内容を知ってもいるため落ち着いて観覧できる、このアンコール上映は最適です。
自分たちの昔のMVを見ながら「もものダンスが変だ」と(誇張ではなく)へたり込んで笑う佐紀ちゃんと雅ちゃんや、どこまでもクールなのに微妙なツッコミにはにかむ梨沙子さんや、驚きのぶっちゃけを披露してくれる熊井ちゃんを、改めて目にすることは、疲弊した気持ちへの最良のお薬になるのではないでしょうか。そして私見では、ライブやイベントでリアルに目の当たりにするよりも、映像越しに、それもリアルに録画され明度も特に調整されていないであろう映像越しに、いわば薄いけれども通り抜けられないベール越しに、彼女たちに再会することは、落ち着きどころを見失って心のなかで弾んだままの気持ちを、もう一度、大事なところへ落とし込む良いきっかけになります。
理由その3:現在の情報からふり返ることで距離をとる
このアンコール上映の本編である千夜一夜が実施されたのは、昨年の秋ツアー中のことです。
今、活動停止の期日を過ぎた私たちは、その後の様々なソースによって、実施当時には知らなかったことを、いろいろ知っています。
そんなあれこれを重ね合わせながら、とっても近い過去の彼女たちを改めて観覧することで、あくまで自由にフリーにトークしながら、それでもいろんなことに配慮して、気を使って、会話のトピックが選ばれていることが改めてわかります。彼女たちは、自分たちの過去をふり返りながら、人生の一部を私たちにさらしてくれていながら、しっかりとお仕事をしているということが明瞭です。
各自公表されたBerryz工房活動停止後のあれこれについても、やっぱりどうなっていくのかわからない部分も大きく、気持ちの落ち着けどころが見つけられない一因ともなっています。
しかし、こうした(現在になって知り得ている追加情報を携えてふり返ることによって明らかになる)彼女たちのお仕事っぷりから、ある意味で安心することもできるのではないでしょうか。
私たちが彼女たちを愛する気持ちの中には、アイドルに対するファンという以上に、きっと、彼女たちの人柄そのものに魅せられている部分があります。アイドルという立場を選び、それを一旦停止すると決断した選択を含めた、彼女たちの人生そのものを慈しむ気持ちが含まれています。そうした彼女たちの人生のきちんとした一部分として、しっかりお仕事をしているということがわかることは、私たちの気持ちを落ち着かせる大きな力になります。私の場合では、彼女たちを愛する気持ちの中での「尊敬」の比重が大きくなりました。
そして、この先の彼女たちを落ち着いて待っていることができるんじゃないかとも思います。
理由その4:単純に、最高におもしろい
最後に、やっぱり、Berryz工房のトークはおもしろいです。
ハロプロの過去のDマガやFCイベントなどでは、「こんなもん、さすがにファンじゃなけりゃ楽しめねーよ」というようなグダグダな企画がなかったわけではありません。ファンだから、私は楽しめるけれど、さすがにこれは広く一般にお薦めしかねる…というようなあれこれ。
しかし、Berryz工房は、ファンでなくともおもしろい。前提を共有していなくても、ちゃんと面白みが提示できているのは、凄いと思います。
ネタバレしちゃダメだと思ったので、内容に極力触れずにいたので、わかりにくくて、ごめんなさいね。
アクセスと参加方法
読んでくださっている方には、「ハロショ、行ったことねーよ!」という方も、上記リンク先を閲覧して「で、どーやったら参加できるのか、どこにも書いてないんだけど?」という方もいらっしゃるでしょう。そこで蛇足を。
秋葉原ハロショは、東京都千代田区外神田 6-14-2 サカイ末広ビル6階(クリックすると地図がでるよ)。地下鉄の末広町駅を降りてすぐ。コンビニの隣にあるエレベーターで6階へ向います。
エレベーターを降りて左手を見ると、すぐに催し物コーナーが見えるので、レジ横の仮設ステージ前に、のんびり座って上映を待っていればOK。座席指定なんかもありません。
有料イベントではないので、チケット類も不要だし、スタッフさんに声かけする必要もなく、フラっと訪れるだけで観覧できますよ。
お知らせした責任があるかなと思って確認のための観覧をしている投稿者です。
千奈美ちゃん&熊井ちゃんのアンコール上映を1回目も2回目も確認しましたが、熊井ちゃんの「驚きのぶっちゃけ」は、どうも編集でカットされている模様。
それをこそ楽しみにしていた方がいらっしゃいましたら、申し訳ない。