2日続けて同じ話題になってしまうが、いくつか反響を頂いたので『アイドルとバラエティと笑い』の関係についてもう少し掘り下げて考えてみたい。
まず、先日の『モー娘。TV出演の3大地雷ネタ 道重「強制挨拶ルール」 生田「魔法」 鈴木「リンゴ&便座の顔マネ」をどうするべきか』について、こんなコメントを頂いた。
>鞘師と石田の即興ダンスなり小田さくらのディーヴァ風童謡なり、フェニックスからハテナへのフォーメーションチェンジなど、特技を真っ当に活かす方向で考えたほうがいいと思う。
結局テレビ側からすればインパクト薄いんだろうと思いまっせ。
>鞘師と石田の即興ダンスなり小田さくらのディーヴァ風童謡なり、
そういうのもやったけどカットされただけじゃないの
結局どこを映すか選ぶのは編集スタッフだから
当サイトコメント欄より一部抜粋
最近、『バラエティ番組で爪痕を残す』という表現を見かけた。言いたいことは何となく分かる。本来「爪痕を残す」とは、台風などの災害の被害が残ることを意味するが、この場合はバラエティ番組で「いるだけ」にならず、目立つことが出来た、という意味合いだろう。良きにつけ悪しきにつけ。
しかし、「爪痕」を残しさえすればなんでもいいのか? インパクトさえあればいいのだろうか?
「他のメンバーも何か芸をしたけどカットされただけだろう」というのは必ず出てくる意見で、先日の引用部分にもそういうレスがあった。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。『しゃべくり』の時に、譜久村聖がブログで「自分の喋った部分は使われなかった」と書いたことはあるが、かといって全員が「一発芸」を披露したとは限らない。
しかしそもそも、アイドルがテレビで一発芸を披露することに意義、ポジティブな効果はあるのだろうか?
モーニング娘。は一発芸のキレや笑いのセンスで売っているのか? 否、ハロー!プロジェクトは歌とダンスのエンターテイメント集団である。新生モーニング娘。の現在で最大のアピールポイントは「メンバーが入れ替わって若い」、「フォーメーションダンスが凄い」、「最新のEDMサウンド」の3つである。だったら、曲以外の部分でもこれらをアピールしない手はない。
でも本当はアイドルに笑いなんて誰も求めていないんだから、鞘師と石田の即興ダンスなり小田さくらのディーヴァ風童謡なり、フェニックスからハテナへのフォーメーションチェンジなり、特技を真っ当に活かす方向で考えたほうがいいと思う。
昨日書いたこの文章、「鞘師と石田の即興ダンスなり小田さくらのディーヴァ風童謡なり、フェニックスからハテナへのフォーメーションチェンジなど」というのはあくまで一例として出したものであり、この文章の真意はもちろん「でも本当はアイドルに笑いなんて誰も求めていないんだから」「特技を真っ当に活かす方向で考えたほうがいい」という部分にある。
ネットの反応
「テレビのスタッフも本気でアイドルに笑いなんか期待してないし
アイドルの一発芸なんて見てる方もハイハイ君たちの中では面白いんでしょうねーくらいのモンで十分だよ
恥ずかしがってるヲタは自意識過剰」
「これをやった後に誰かが突っ込めばまだ何とかなりそうなんだけどな」
「ズッキは馬鹿なんじゃなくて
ズッキなりに精一杯努力した結果だから
許せる」
「精一杯努力する方向おかしい」
「良いか悪いかは別として、楽しい空気にしようと頑張ったんだよ」
「芸人じゃないからつまらなくてもかまわんがこういう痛々しいのだけは勘弁してくれ」「
こういう空気読めるのって道重飯窪工藤小田くらいじゃね? 後輩が突っ込むのは無理があるから道重がやるしかないんだよ」
「こういうのって事務所の人間が「オマエ滑ってるからやめとけ」って注意しないといけないよなあまさかウケてるとか思ってんのかね」
そのくせマロのシンデレラは封印する事務所。
テレビ受けするのは宮崎ゆかにゃんのウグイス嬢なんだよね、臨機応変に対応して、芸人も乗りやすい。
茶の間は分かりやすく、なおかつ驚きが必要。
[…] アイドルのボーカルは歌の先生が、ダンスは振付の先生が指導する ならばTVでネタをやる前に放送作家やお笑いの先生を付けるべし | アライブモーニング でも書きましたが、アイドル […]