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モーニング娘。鈴木香音は「果物モノマネ」を本当はやりたくない？ファンとの会話詳細まとめ

P 2014年10月28日

昨日、モーニング娘。’14は六本木ベルサール泉ガーデンギャラリーにおいて、チェキ会＆個別握手会というファンサービスイベントを行なった。

握手会のあとは、Twitterではいわゆる「握手レポ」というものが花盛りとなる。握手レポとは、ファンが個別握手会で交わした短い会話を140文字以内にまとめたものだ。これが、新事実だったり人目を引く面白い発言だったりすると、一気にTwitter上でRTされ、掲示板にスレッドが立ち、ネット上に拡散していく。

今回は、この鈴木香音の発言とされるツイートが大きな注目を集めた。

娘。個別５部終わり。ぜんぜんレポれてなくてすみません。あとで必ずやります。ひとつだけ重大な情報を。香音さん、果物モノマネは二度とやりたくないと思ってます。ただ、スタッフ側が知ってて要求されてしまう。今回のダウンタウンＤＸでは、やるからにはと、中居君の教えを守ってやったと。

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

大事なことなのでもう一度言う。鈴木香音は果物モノマネ二度とやりたくない。少なくとも自分からはやらない。

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

理由はおもしろくないから。

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

果物モノマネとはなにか？

ここで言う「モノマネ」とは、モーニング娘。’14鈴木香音がテレビ出演の際のカードとして持っているネタで、リンゴ、バナナなどの果物からダンゴムシなどの昆虫、はては便器などの無生物にいたるまで、顔と手振りで再現するという一発芸である。
いわゆる変顔のバリエーションだが、披露するタイミングや笑いどころが難しいため、ファンの間でも評価が分かれている。最近では、特に「リンゴ」などの果物のモノマネを定番ネタとして使用している。

部分的に拡散された発言

その後、ツイート主のハコオシ氏はこのように続けている。

オレ「香音ちゃん、さっきの果物モノマネやりたくないの話、Twitterに書いちゃったら拡散されまくってるんだけど、まずかったかな？」香音「うーーーーん（天を見上げる）、ちょいまず！？（笑顔）んんんん、20％ちょいまずｗｗ？」オレ「ごめん、今度から気をつけるね！」

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

最初のツイートだけがRTされ、掲示板に転載され、断片的な言葉が拡散してしまったことについて氏は反省の弁を述べ、詳細な発言録を起こしている。
これは握手レポというより、まるで一つの「インタビュー」のようだ。

あの発言に至った経緯、またそれをツイートした真意について、広く知ってほしいとのことなので、当サイトでTogetterさせていただいた。

こんな思いで個別握手のレポをすることになろうとは思わなかったけど、いろいろと誤解されている部分もあるし、説明が足りていなかった部分もあるので、迷いに迷ったけど、一部始終を書くことにします。それで香音さん自身の言葉が批判を受けるなら、それを拡散した私が批判を受けるなら仕方ないかと。

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

月曜日からのテレビ出演について、いろいろ聞きたい、伝えたいと思って入った４部スタート。ここから全部書かないと、文脈がわからないかもしれないので、長くなりますが、ここから件の発言の５部ラストまで、できるだけ正確に再現したいと思います。まずは金曜日のＭステの話から。

（ここからやりとり）

オレ「一昨日のＭステよかったね。カメラに抜かれたところでは、いい笑顔で映ってたよ！自分で映像見た？」
香音「見ました！」
オレ「全部自然な笑顔だったよ！」
香音「ホントですか！ありがとうございます！」

オレ「さっき話したＭステだけど、緊張してなかった？」
香音「あっ、かもしれないですね。全員だったし」
（えらく話に食いついてくるように）
香音「少人数のバラエティーだとホント緊張するんですけど、みんなだとそんなに」
オレ「そうかぁ、いやホントいい笑顔だったよ！」

オレ「バイキングのロケ、いい振りが来たけど、なかなかの返しだったよね～」
香音「ありがとうございます」
オレ「自分ではどんな感想？」
香音「うーん、前よりはすらっと言葉が出てくるようになったなって」
オレ「うんうん、睨みつけて指さしするところとかよかったねー」
香音「ハハハハハ」

オレ「バイキングの生田の魔法さ、あれ香音ちゃん的にはどうだったの？となりでやりにくそうにも見えたけどｗ」
香音「私がですか？いやそれはないです。構成で自分の場面、話す場面がはっきり決まってたので安心してました。やりやすかったです」
（時間相当オーバー気味の中、最後まで話し切る）

オレ「さっき構成って言ってたけど、ある程度台本があるの？」
香音「そこまできっちりじゃないんですけど、ある程度、生田・鈴木はこういうことやれますって伝えてある感じなので」
オレ「そういうことなのね。それで自分はここでいくぞって感じだったのね？」
香音「はい！そうです！」

何故か今日はここまで、こちらが聞いていることに、思った以上にこたえてくれている感覚。そういう話を聞かれたかったのか、前からバラエティー出た時の話をよくしているから、話しやすかったのか、よくわからないけど、私としては非常にいい答えを聞けて、充実感を持って会話を繰り返していました。

ここから件のダウンタウンＤＸの話になるんですが、私としては、よく頑張ったけど、香音さんにはもう少し高みを目指してほしいと思い、少し意地悪なことも言うつもりでブースに入りました。あの結果を本人がどう思っているのか、まずは聞きたかったのと、果物モノマネの限界を話したかったのが本音。

オレ「ダウンタウンＤＸは台本がっちり？」
香音「いやぜんぜんです。スタッフさんにはこういう話をしますって伝えてたんですけど、ダウンタウンさんは全然知らないです」
オレ「スタッフからはモノマネやってって言われたの？」
香音「言われてないですね」
オレ「自分でやるって決めたの？」

香音「鞘師が変顔振ってきたので、やってみようかなって・・・」
（ここの返事に少し違和感感じた。語尾を濁すようだった）
オレ「でも、畳み掛けて３つやったのよかったよね」
（と言って、まずは褒めようと思ったオレ）
香音「前に中居さんに言われたから守りました！」（力強く）

オレ「そうか、そうか。よかったよ」
香音「あれ何の番組でしたっけ？」
オレ「なんだっけ・・・？アレ？中居君出てたやつだよね」
（本人すでにそう言ってるｗ）
香音「そうです、そうです」
（はがされる・・・）

ここで４部終了。最後思い切ってまとめ出ししたけど中途半端に終わる。

これはもう少しダウンタウンンＤＸの話したいなと思う。特に果物モノマネについてどう思っているか聞きたかった。５部スタート。
オレ「ダウンタウンＤＸの話、続けようと思うから、よろしくね！」
香音「はい！（ニコ！）」
（手ごたえ感じるとともに後ろからの光でほっぺに見える産毛に注目）

オレ「ほっぺの産毛が美しいですｗ」
香音「ハハハハハ！ありがとうございますー！」（目尻下げて笑う）

オレ「ダウンタウンＤＸのトークだけどさ、自分では何点くらいって思ってる？」
香音「うーーん。。。（そこそこ考える）」
オレ（しまった、考えさせてしまった、やばいか？）
香音「50点くらいですかね」（少し残念そうな顔）
オレ「そーかー」
（ここで剥がされつつ）

オレ「それくらいの評価じゃないかと思ってたんだよね」
香音「ハハハ・・・」
オレ「次話すね」
（これは香音父と相当反省会やっただろうなとか考えて次に備える）

ここで思い切ってまとめ出し。いっきに話そうと思う。

オレ「50点って、足りないのはどのあたりって感じてるの？」
香音「しっかり準備していったのに・・・・」（言葉を探す感じ）
オレ「それが出せなかったって感じ？」
香音「そうですね。緊張してたのが一番ダメだったなって」（悔しそう）

（このあたりから、自分からも話したいという感じで前のめりに話してくる）
香音「だんだんスラっと出やすくはなってきてるんですが、もっとリラックスしてやれたらってのが一番大きいですね」
オレ「そうか～。りほちゃんのことを説明してるときにさ、松ちゃんがかぶせてきたでしょ？」

オレ「あのとき、一瞬どうしていいか分からない感じがしたん…」
（話し切る前にかぶせてくる）
香音「あっ、でもすぐに分かりました！」
オレ「だったよね。あそこは対応できてたよね」

ここから件の話。まわりの手腕で面白く終わったけど、個人的にはダメだったのではと苦言を呈すつもり。

オレ「あとはモノマネ３連発は悪くないけど、あそこをトークで回せるといいなって思ってたんだ」
香音（食いつくように力強く）「そうなんです！私、実はもう２度とやりたくないんですよね！」
オレ「そうなの？」
香音「ファンの方もやめて欲しいっていうし…」
オレ「オレは別にいいと思うけど」

香音「ハハｗそうなんですか？　やりたくないんですが、知ってるんですよね」
オレ「相手のスタッフの人が？」
香音（うなずく）
オレ「スタッフからやってくれって話だったの？」
香音「そうなんですよ～」
（はがされつつ）
オレ「ハハハｗ　そうなのかーｗ」

オレ「くだものモノマネ、もうやめちゃう？」
香音「うーん、自分からはやりたくないですね」
オレ「でも言われたらやらざるをえないか～」
香音「はい。でも面白くないですもん！」

オレ「いや、一発目は面白いと思うよ。でもあとが続かないんだよね」
香音「そうなんですよね～。でもモヤモヤしたくないから、やるならキッチリやろうって思ってるんです！」（そこには迷いがないという感じ）
オレ「うんうんそうだね」（はがされ）

（以上がやりとり）

ここまでがバラエティー出演について話をしたことすべてです。個人的には「二度とやりたくない！」が強烈な印象でしたので、これは拡散すべきだと直感的に感じました。ただ、「でもやるからには中居君の教えを守ってやりきる」「相手が知っててやらざるを得ない」は同時に流すべきと判断したわけです。

本人も話したい内容だったのか、言葉は非常に力強く、思いが込められているように感じました。彼女自身、ダウンタウンＤＸでのトークで自分が思ったような結果が得られないことに悔しい思いを抱いてると同時に、果物モノマネは失敗だったと感じているように思いました。（ここは私の主観です）

今後もバラエティーにどんどん出演したい！その場面で結果を残していきたい！という強い思いから、本人が「面白くない」「あとが続かない」と判断した果物モノマネは避けたいというように感じました。決して後ろ向きな発言ではなかったと思います。悔しさから出た発言だったように私は感じました。

その彼女の思いを十分に載せないまま「果物モノマネは二度とやりたくない」の言葉をセンセーショナルに取り上げて拡散したことは、私のミスだったと感じています。前後の文脈込みでないと伝わらない内容だったんだと、全部書いてみて、やっと気づいた感じです。反省。

すでに拡散されたものは仕方ないですが、いつか香音さんがこのことを語る日が来た時のためにも、どういう流れで、どういう意図で発言したのか、拡散した本人の背金として、しっかりここに記録しておくことにします。
最後に、彼女自身は高いレベルでのバラエティーでの活躍を心から願っています！

オレ自身は、自分が聞きたかったことについて、思っていた以上に熱心に思いを語ってくれたことに非常に満足した握手会でした。こちらの思いに真摯に答えてくれる推しの心意気、サービス精神に感謝し、改めて尊敬する思いです。甘やかすだけじゃなく時に厳しくと思ったけど、すでに十分にわかってたね。

— ハコオシ (@MusumeHakooshi) October 26, 2014

単純に「果物モノマネはもうやりたくない。つまらないから」というだけでは伝わらない、鈴木香音の「真意」のようなものが見えてくる、まさにインタビューのような握手レポートである。
ただし、「インタビューのよう」だが、あくまで「握手レポート」であり、上記のやりとりが事実かどうか、信ずるに足るものかどうかの判断は、各自に委ねられている。

当日たまたま当イベントの「取材」時にハコオシ氏とお会いして話す機会があったが、個人的には氏があえて事実と異なる話を吹聴するような人間には見えなかった。また客観的事実として、氏が何十枚も握手券を用意していたことと、握手をするたびに手元のメモに発言を記録していたことを付け加えておく。

（※握手会での会話と、それをTwitterで「レポート」することの是非については稿を改めて論じたい）

（文＝宮元望太郎）

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『エンタメアライブ』編集長。アイドル評論家、ライター。「人生で大事なことは全てつんく♂に教わった」と真顔で語る重度のハロヲタ。ネットラジオ『ハロプロ男子校（仮）』を配信中。

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