『プロジェクト』成功の可能性を占う
それにしてもこのプロジェクト。
「全国民がプロデューサー!?」と銘打って、1次メンバーはおろか、楽曲も衣装も募集中ということで、参加型企画といえば聞こえはいいが、完全に投げっぱなしジャーマンの他力本願なプロジェクトである。
ネットの予想は「コケる」「地雷」「どうせ失敗する」という意見が大勢を占めている。
しかしこれって、意外と侮れないんじゃないか?と筆者は考える。少なくとも、武田鉄矢がプロデュースするアイドルユニットよりは、まだ目があるような気がする。
人も金もコネも何もない事務所が立ち上げた苦肉の策としての「加護亜依以外全部募集」という、まるでバンドメンバー募集のダメな例(当方ボーカル、全パート募集!)みたいな企画だが、ネットが発達させた一億総評論家時代、一丁噛みたい人は多くなっているのではないだろうか。
誰もが批評家・プロデューサー時代
狼やTwitterを除けば、ハロプロやつんく♂に対しても「あれじゃ売れない」「俺だったらこうする」「こうすればもっと売れる」「ブレイクの可能性があるのは○-○○○だけなのに○ー○○に注力する糞事務所はアホ」などと、アマチュア評論家諸氏の私的プロデュース論があふれんばかりである。ゲーム『アイドルマスター』のヒットも、アイドル人気に加えて、「アイドルをプロデュースしたい欲」をうまく汲み取ったところにあるだろう。
また、作曲についても、ボーカロイド『初音ミク』の登場とニコニコ動画によって、DTMの愛好家はかつてない規模に拡大し、ユーザーのスキルレベルも同時に底上げされている。元アイドルだろうが海のものとも山のものとも知れない新人アイドルだろうが、人が歌ってくれて注目されるとあれば、たとえ作曲印税がほとんど貰えなくても喜んで参加する職人は大勢いるだろう。
AKB48が、『ハロプロ楽曲大賞』のような楽曲人気投票を公式でやって『リクエストアワー』という企画をやっているが、この『ガールズユニットプロジェクト』では、ライブ選曲ももちろんファン投票によって決定されるらしい。(ライブができるくらいに曲が貯まれば、の話だが)
こうして考えてみると、この『ガールズユニットプロジェクト』は、そうしたこれまでのアイドル文化とインターネット文化の二人三脚で大きくなってきたシーンの文脈に、意外としっかりのっかったプロジェクトなのではないだろうか。
あとは、加護亜依が活躍した黄金時代の威光がどの程度残っているか。これがオーディション参加者の質と量に影響する、一番大事なポイントかもしれない。果たしてアイドルの神は、加護に再び微笑むのだろうか?
びっくりするほど地雷だわ
これ受ける人いるの…??
完全に加護か事務所が問題起こすパターンしか見えない
ごっちんと組めばいい
仲良かったんだし
受けようなんてモノ好きがいるならば
やめとけとしか言いようが無い
古巣大手のアップフロントに波紋され仁義もかますことはもう不能
次のメインストリームとも契約問題で大揉めの最中
何かを結成したところで誰がメディアでこれ拾えるんだよ