ハロプロのコンサートやイベントでは、Tシャツやマフラータオル、生写真といったグッズと並んで、多くのファンを惹きつけてやまないのがDVD Magazineだ。今般の2014年の℃-ute秋ツアーでは、公演回数が比較的少なめである一方、激しくDマガが発売されたことが話題を呼んでいる。
℃-ute Dマガ出過ぎ問題
最近は一つのツアーで2本とかDマガが発売されることも珍しくなくなってきてはいたが、この秋ツアーでは、順次追加という形ではあれ、5本ものDマガが発売された。
現在では、一部の品切れを除き、オフィシャルの通販サイトで購入が可能だ。
℃-ute DVD MAGAZINE vol.47(2014年9月21日より発売)は企画もの。
ツアーグッズ撮影メイキングを収録しつつ、その道のプロを招いてメンバーが対決に挑む。
℃-ute DVD MAGAZINE vol.48(2014年10月19日より発売)は2014年の春ツアー「℃-uteコンサートツアー2014春〜℃-uteの本音〜」に密着したバックステージ系。
℃-ute DVD MAGAZINE vol.49(2014年10月19日より発売)は、ツアータイトルのモンスターにちなんで、ハロウィンパーティー。℃-uteファンにはお馴染みのもつ鍋パーティーの様子が収められ、公式カレンダー撮影の様子も収録されている。
℃-ute DVD MAGAZINE vol.50(2014年11月11日より発売)は、 8月6日に行われた鎌倉由比ガ浜音霊 OTODAMA SEA STUDIO における「℃-ute Cutie LIVE 2014 summer 〜音霊モンスター〜」を収める。
℃-ute DVD MAGAZINE vol.51(2014年11月11日より発売:現時点で最新)は、2014年春ツアー密着第2弾。
どんなときもニッコニコな舞美ちゃんを見ていると心から幸せになれるし、vol.48やvol.51の岡井さんと舞ちゃんのラブラブっぷりを見てると、たまに「この二人はマジかも?」とも思う。
実にすばらしい視聴体験ながら、けっこうお金もかかるし、ライブ終わり(現場で購入)に夜遅く帰宅してから見るわけで(我慢できないから)けっこう時間も取られる。
立て続けにDマガを連発されて、ファンは文字通り、嬉しい悲鳴をあげている。
それでもやっぱり、液晶の向こうに、心から嬉しそうにニッコニコしている舞美ちゃんを見ていられるのは、ほんとうに嬉しいことだ。というのも・・・
℃-ute DVD MAGAZINE vol.20
ちょっとばかり古い話になるが、℃-ute DVD MAGAZINE vol.20の話を。
この℃-ute DVD MAGAZINE vol.20には、どことなくギスギス感がある。
このDマガでは、℃-uteメンバーが、スタッフからドッキリをしかけられるという企画で一本まるまるDVDにしちゃってる。
ラーメン研究家を招き自分たちでおいしいラーメンを作ってみよう!という企画だと説明されて撮影にのぞむメンバーたちだが、実は全編まるっとドッキリであって、ラーメン研究家というのは女優さんだし、ラーメン造りのあれこれも全部デタラメ。
ラーメン研究家さんは怒るし、ラーメン研究家さんが持ち込んだという高級な料理機具は壊れてるし、撮影中だというのに携帯電話に出ちゃうし、いろいろと仕込まれたハプニングが起こって、それに右往左往するメンバーを楽しもうという趣向だ。
仕込まれたハプニングだけではない。
勝手に撮影場所から出ていってしまったラーメン研究家さんにご立腹のカメラさんという体裁で一旦撮影をストップしてメンバーに声をかけるスタッフさん・・・という場面で、スタッフさんに「大丈夫です」と応じた なっきぃ に、「それ、お前が言う立場じゃないだろ」と厳しめのツッコミを入れる岡井さん。この岡井さんのツッコミに、すっかり意気消沈してしまう なっきぃ とか、思わぬハプニングもあって、いろんなメンバーの表情が収められている。
この℃-ute DVD MAGAZINE vol.20には、オーディオコメンタリーも収められていて、リピート必須な仕様ともなっているわけだが、そのオーディオコメンタリーでは、なっきぃが「あれは本当に泣きそうだった」とか、厳しめに岡井さんに突っ込まれた後では「そうなると千聖から話しかけてくれないと、もう早貴からは話しかけられない」といった、なっきぃ のヘタレ証言も含まれている。
本来なら「ドッキリ大成功!わっはっは」となるべきDVDなのだが、でも、なんか違和感が残る。
上に述べた なっきぃ のヘタレ証言も含め、どことなくつらい感じが見ている側に残る。
髪を切った舞美ちゃん
2011年の6月に発売された℃-ute DVD MAGAZINE vol.22では、vol.20でのドッキリ撮影後のコメントや未公開映像が収録されているが、それらによると、vol.22のメインコンテンツであるツアー物販撮影を終えてから、vol20でのドッキリが撮影されたようだ。
過去のDマガをメンバーが回顧するという企画だった℃-ute DVD MAGAZINE vol.27でのコメントや、上記のvol.20でのオーディオコメンタリーなども併せて鑑みるに、当時、そうとうに時間的にも余裕の無い状況で撮影されたDマガであるようだ。
さらに、℃-ute DVD MAGAZINE vol.20は2011年の4月に発売されている。
今からふり返るなら、2011年は下半期のベリキューパラダイスを経て、2012年からの℃-ute大躍進のプレリュードを奏でていた一年だとわかるが、当時にあっては、メンバーが減り、ショッキングな歌割りとメンバーカラーの変更があり、ツアーの規模も微妙になって、2010年という℃-uteの先行きが危ぶまれるような時期を、ようやく脱したかどうかという不安な時期でもあった。
本人たちも、その時期、このままで良いのかどうか不安に思っていたことは、(2)℃-ute神聖なるベストアルバム(初回生産限定盤B)の初回特典DVDの、なんと約67分にもおよぶメンバーの独白でも明かされている。

(2)℃-ute神聖なるベストアルバム(初回生産限定盤B)
価格:¥2,909
発売日: 2012/11/21
そういった事情が影響しているのかどうか、このDマガの舞美ちゃんは、髪をばっさりと切ったショートだ。
ラーメン造りの工程の中で、湯切りに失敗してシンクに麺をぶちまける舞美ちゃん。そして、なっきぃ と愛理が場を取り繕う背後で、カメラに背を向けながら、一生懸命、麺をかき集める舞美ちゃん・・・
天然ぶりも、クラッシャーぶりも、今と変わらず・・・のはずなのに、どこか笑顔がぎこちないように思うのだが、どうだろうか?
それでも一生懸命に
これは私が勝手に周辺的な事情を読み込み過ぎなのかも知れないとは、半ば自覚しつつ。
舞美ちゃんの笑顔がぎこちない。岡井さんとなっきぃ の掛け合いが、ガチで、ちょっと笑えない。岡井さんの空回りぶりに余裕がない。いろんな不協和をスルーしている愛理さんの、スルーしてるという態度がばれてる・・・などなど、なかなかに余裕のなさっぷりが、けっこう、あからさまだ。
グループとしての活動に自分たちでも手応えを感じられない中、その時々のスケジュールをこなしていく日々。自分たちのこの先も見えないなかで、「アイドル」をやっつけていく毎日。物販撮影終了後に慌ただしくDVDの撮影を組まれるという日程。
それでも、笑顔が微妙にこわばっていても、自分がシンクにぶちまけてしまった麺を、一生懸命ひろいあつめる舞美ちゃん。結局、岡井さんの不機嫌を呼んでしまってヘタレをさらすことになりはしたけれど、一生懸命、スタッフさんとコミュニケーションしようとしている なっきぃ。ガチな不機嫌さを顕わにしてしまったけれど、自分でも微妙だと感じている企画を懸命に成立させようとする岡井さん。いろいろ不穏な空気が流れているのを察知しながら、懸命にそれを流そうとしている(そして失敗している)愛理さん。早々にドッキリそのものには気付いていたものの、気付いていないメンバー側にいれば良いのかスタッフ側にいれば良いのか、時々で判断がぶれる舞ちゃん・・・
それでも、その場を成立させようと懸命なメンバーたちの姿が、あまりにも健気であって、メンバーへの愛情も深まる道理だが、しかし、懸命すぎるが故に、あまりにも素直に(あえて言葉を選ばずに言えば)痛々しさをストレートに映像の中に残してしまっているようにも思えるのだ。
今の℃-uteと、屈託のない笑顔を
いつしか℃-uteは、そんな、自分たちでも自分たちがやっていることに自信が持てないでいた、微妙な時期を脱していた。
それどころではなく、2012年からのステージは、圧巻という言葉も愚かなほどに、ツアー毎にそのパフォーマンスを進化させ続けている。「躍進」とは、このことかと思えるほどに。
懸命すぎるが故に刻まれてしまったリアルな余裕のなさを経験しているとすれば、2014年現在の、発売ラッシュすぎるDマガの中で、心から嬉しそうにニッコニコしている舞美ちゃんを見れることが、ほんとうに嬉しい。
わずか数年のことだ。
私のようなオッサンからすれば、昨日のことのようだ。
重要なことなので、繰り返す。
液晶の向こうに、心から嬉しそうにニッコニコしている舞美ちゃんを見ていられるのは、ほんとうに嬉しいことだと思う。
タイトルで釣るのは下劣なのでやめれ。
実際℃-uteはグループの調子が悪い時期でも一貫してDマガを乱発していて
先行Dマガのボツネタ集を後から出したり(なので両方とも内容が薄い!)
メンバーの関係性が微妙だったり明らかにグダグダ過ぎたりを表に出し過ぎで
エンタメ性はどうしても低評価になってしまう
スタッフがそれを面白いと思ってやってるとしたらその狙いは完全にハズレ
その代わりグループのこういうヒリヒリした部分まで共有したい種類のファンには
受けてるのかな?
℃-uteはこういう部分まで売り物にしてるから熱い思い入れ過多な文章書いても
シックリ来るってのも今どきのアイドル界隈では重要な要素かも
乱発……なのかもしれないけど、「なくてよかったDマガ」ってのは、ないような気がする。自分が買うとか買わないとか、好みの問題はありますが、誰もほしがりそうにないのはないな、と。
中古市場には出さない派として、置き場には困ってたんですけど、私的複製なら法的問題はないという説を信じて、ISO抽出して原本は全部処分しちゃいました。「見返すのが面倒くさい」問題も半分くらい解決できたので、まあこれでいいかなと思ってます。
Dマガ格差なんて話題もありますが、マネージャーがグループ毎に違っているんですよね? たしか。なので、それぞれに方針や得意なことが違うのでしょうね。
Dマガの数が多いのは需要があるから
事務所も商売でやってるんだから一定数売れなければ当然販売数は減る
つまり販売数の少ないグループはそれだけ売れてないからださないということ
これは批判ではなく現実的な話
あと℃-uteのDマガは企画が良いし、テンポもいい
あと℃-uteの場合ちゃんと見てればハロで一番個性が強くて各キャラが立ってるから新参にも親しみやすい特徴がある
(2ちゃん狼のアンチの扇動にのってしまう層には理解できないだろうが)
誰が「Dマガ出過ぎ問題」と言ってるのかはっきりさせてほしい
℃-uteファンは当然「出過ぎ」なんて思ってないし、℃-uteの素顔やバラエティ動画を見ることができて喜んでる
ハロプロ以外のアイドルファンはそもそもハロプロ系のDマガのこと自体知らいないし、知っていても買うまではいかない
だとしたら℃-uteのDマガがたくさん出ることに「問題」意識をもつのは、℃-ute以外のハロプログループのファンということになる
その中でもモーニング娘。の場合は毎年ツアーが2本あって、その都度Dマガが出ているから、わざわざ℃-uteのDマガについて「出過ぎ」と感じることもない気がする
同じようにjuice=juiceの場合も、そもそも本格的なツアーはやっていないしDマガの本数が少ないのもデビューしたばかりなので我慢できる立場にある
それなら℃-uteのDマガの本数が気になってわざわざ「Dマガ出過ぎ」だと「問題」にして騒ぎたいのはどこのグループのファンなんだろうか
ツアーはやってるけど℃-uteのようにツアーごとに複数枚のDマガが出せないグループということになるが
本当の問題はDマガが出過ぎなことではなくてDマガが出せないことだと思うのだが
売っても売上が伸びないから本数が減っていくわけで現実は出過ぎよりも出せないほうがよっぽど深刻な問題で考察したり心配するのはDマガが出せない状況のほうだろう
それにもかかわらず出過ぎてることを無理やり問題視して騒ぎ立てるのは妬みや僻みで足を引っ張ってるようにしか見えない
それはとりもなおさずハロプロ自体にとってマイナスじゃないだろうか
ハロプロファンの悪いところはハロ同士でつまらないことで妬んだり競ったりして潰し合うところだ
Dマガにさえケチをつけてネガティブな方向へ煽動しようとしている状況を見ると
ハロプロを支えている周りの「ヲタ」連中の程度が低すぎて未来がないと言わざるをえない